パキスタン・パンジャブ州ムザファラバードのラジャラム地区で、10代の少女が性的暴行の被害に遭った部屋(2017年7月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】パキスタンの警察当局は26日、少女への性的暴行に対する復讐(ふくしゅう)として、犯人とされる男の実の妹(16)に対する性的暴行を命じた疑いで、村の長老会議のメンバー14人を逮捕したと発表した。

 捜査関係者らによると、事件は今月、中部パンジャブ(Punjab)州ムルタン(Multan)郊外ムザファラバード(Muzaffarabad)のラジャラム(Raja Ram)地区で起きた。

 地元警察のアラー・バクシュ(Allah Baksh)氏は「ジルガ(村の長老会議)が16歳の少女をレイプするよう命じた。少女の兄が12歳の少女をレイプしたからだ」と述べた。長老会議にはこれに先立ち、ある男性から12歳の妹がいとこから性的暴行の被害に遭ったとの訴えがあったという。

 長老会議の命令は滞りなく実行されたという。

 12歳の少女に性的暴行を加えた男は今も逃走を続けている。

 パキスタンの地方部では裁判所や弁護士が利用しにくく信用も薄いために、伝統的に長老会議が問題を解決する役割を担ってきた。しかし現在は違法となっており、特に女性に関わる問題で物議を醸す決定を下しているとして非難されている。
【翻訳編集】AFPBB News