一人旅に興味があるのに、「心細い」などの理由であきらめていませんか? 目的地が遠ければ遠いほど不安になるのは、当然のこと。とくに海外では、旅先での感動を分かち合ったり、困ったときは一緒に相談できたりする相手がいれば、それだけで心強いものですよね。

 

しかし、一人で海外を旅するからこそ得られるメリットもたくさんあります! 筆者は学生の頃に30か国以上を旅しましたが、旅先で出会った人々との行動を除くとほぼすべてが一人。

 

若い女性が一人で海外を旅する、それだけでまわりから勇者扱いされたものです。そして、その一人旅を通してさまざまな知識や行動力を身につけることができました。本稿では、 そんな一人旅経験者が一人で旅するメリットを4つに絞ってお伝えしたいと思います。

 

【その1】自分が行きたい場所に自由な方法で行くことができる

これこそが一人で旅をする一番のメリットと言えます。誰かと行動をする場合、仮に行きたい国が同じだったとしてもその先で訪れる観光施設、宿泊施設、移動手段はすべて相手と相談しながら決めなければなりません。

 

自分は列車で移動したくても相手が「時間がもったいないから飛行機にしよう」と提案すれば、「それもそうか」と従わざるを得ないこともあるでしょう。筆者は日本語の情報がごく少ないような場所も多く観光しましたが、裏を返せば一人だったから行けたと言えます。

 

また、パリのルーブル博物館ではオーディオガイドを借りて6時間以上も滞在したり、国境を徒歩で越えてみたいと2時間以上も歩いたりしたことも……。誰にも遠慮せず思いのままに行動できること、妥協をせずに旅の計画が立てられる楽しさはひと言では伝えきれません。

 

【その2】旅費の予算を抑えるも贅沢するもすべて自分次第

海外へ個人で行くとなれば、その予算は人によって大きく幅が出ます。大部分がその国の物価に左右されるものの、旅先での交通手段、宿泊施設は予算を設定する上での大事なポイント。

 

また観光が主な目的の人もいれば、ショッピングをとことん楽しみたいと考える人もいるでしょう。とくに若い人であれば低予算を好む人が多いですが、筆者はドミトリーという大部屋が苦手であったために友人との旅行を断念したことがありました。

 

ドミトリーであれば、物価が高い国でも宿泊費をかなり節約でき、多国籍の人々と触れ合うチャンスもあるので魅力的なのは事実。

 

しかし、そうとは分かっていても寝るときくらいは一人の時間が欲しいもの。ロケーションや雰囲気、ホテルのクラスによって宿泊施設の料金は異なりますが、そこで節約するも贅沢するも一人ならそこまで悩む必要はありません。

 

【その3】旅先での新たな出会いや発見のチャンスが広がる

気の許せる仲間同士で旅をするのもいいですが、複数人行動は現地の人々と交流する機会を逃す可能性があります。

 

何か困ったことがあってもまずは自分たちで解決しようとするため、思い切って誰かに話しかけることはつい避けがち。また、現地の人々が声をかけてみたくても、相手が複数人だと話しかけづらいものです。

 

しかし、せっかく海外へ行くなら、現地の人々との出会いにも焦点を置いてみませんか? ほんのささいな話題でも大きく盛り上がることがありますし、ガイドブックにはない情報を得ることもできます。

 

英語や現地の言葉が話せなくても問題ありません。筆者が旅した国の多くは英語がよく通じませんでしたが、実際に外国人と交流すれば、コミニュケーションは言語だけで成り立つものではないことに気付くでしょう。

 

【その4】問題を自分で解決する能力を身につけることができる

旅ではトラブルや予想外の出来事がつきものです。筆者の経験からも言えることですが、最初から最後まで予定通りに進むことは滅多にありません。そんな時、仲間に頼らずとも自分で解決することができれば、それは今後なにかをする上での大きな自信に繋がるでしょう。

 

一人旅といっても、実際に終始一人で行動するというのはあり得ません。買い物をすればお店の人と対面する必要があり、誰かの助けが欲しければ周りの人に助けを求めるしかないのです。

 

もしそれでも解決できないことがあれば、自分なりに調べたり、現地の人と交渉や相談をする必要があります。また、案外、多くの問題は誰かに頼らずとも一人で解決できることに気付くはず。海外で試行錯誤しながらも問題を乗り越えることができれば、精神的にも強くなれるでしょう。

 

以上、旅慣れた筆者が一人旅で実感したメリットを4つ紹介しました。友人や家族との旅行だからこそ味わえる楽しさもありますが、一人は孤独だと思っているのなら大間違い。一度このメリットを身を持って経験すれば、視野がますます広がりますよ!