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 母・小林麻央さん(享年34)の死という悲しみを乗り越えて、長男の勸玄(かんげん)くん(4)が大活躍している。父・市川海老蔵(39)が座頭を務める、歌舞伎座公演『七月大歌舞伎』での通し狂言『駄右衛門花御所異聞』で白狐(びゃっこ)役を務める勸玄くんは、史上最年少の宙乗りを披露。

 海老蔵の「参るぞよ」との掛け声に「はー」と続ける勸玄君。海老蔵の右わきに抱えられ、花道から高さ最大10メートルまで吊り上げられて宙を舞う場面が、観客の喝さいを連日集めている。

「まだ幼いこともあり、出演前に『出たくない』とむずがる日もあることを海老蔵はブログで伝えています。それでもいざ宙乗りとなると、勸玄くんは『カンカーン』という観客の声援に愛嬌たっぷりに手を振って応えるなど、大器の片りんをうかがわせます」(芸能誌記者)

 勸玄くんの好演は、妻・麻央さんを失ってまだ日が浅い海老蔵の救いにもなっている。ブログで海老蔵は「よくやった。そばにママいたね、と互いに話しました」と満足げに書き記している。そんな話題騒然の勸玄くんの宙乗りだが、観客を一際盛り上がらせた場面があったことを7月25日発売の『女性自身』(光文社)が報じている。

■麻央さんへの思わぬバースデープレゼント

 それは7月21日の公演での一コマ。この日は、麻央さんが存命であれば35歳の誕生日となるはずのメモリアルデーだ。いつものように宙乗りに挑んだ勸玄くんは、空中を舞ったのちに暗幕に引き上げる直前、天に向かって投げキッスをしたのだ。思わぬアクションに、観客は割れんばかりの拍手を送ったという。

「天国の麻央さんに捧げる投げキッスという意味合いが込められています。『女性自身』の記事では、姉の麗禾(れいか)ちゃん(6)と相談して決めたと報じられており、子供たちから麻央さんへの誕生日プレゼントだったのです」(スポーツ紙記者)

 麻央さんの死去は世間に大きな衝撃を与えた。悲しみが癒えぬ中、勸玄くんの好演こそが市川家のみならずファンや関係者にとっての明るい兆しとなっている。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。