不倫釈明会見に「薄情男」の声も

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 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者“こと野原広子が、世の中のいろいろな事象に素直な意見をぶつける。今回のターゲットは不倫釈明会見を開いた渡辺謙だ。

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 渡辺謙(57才)は、同世代の私にとって悲劇の人なの。1989年、30才のときに初主演映画の撮影中、急性骨髄性白血病を発症して降板。一時は生命も危ぶまれたけど、約1年後に復帰。5年後に再発したものの、経過は良好。その間に泥沼離婚で話題になり、女優・南果歩(53才)と再婚。その後のハリウッド俳優としての活躍はご存じの通りだ。

 しかし、それで終わらず、昨年2月に胃がんが見つかって手術。自宅療養の後、3月に渡米してブロードウェー・ミュージカル『王様と私』に出演している。そしてほぼ同時期に妻の南も乳がんで手術を受けた。

 と、ここまで栄光と闘病が入り組んでいる人がいるだろうか。だからこそ妻の苦悩が手にとるようにわかるに違いないとも思ったのよね。南の“がん保険”のCМに切実なものを感じたのも、こうした背景があってのこと。

 そんなわけで、今回の会見で聞きたかったのは、「何度も病を克服したあなたが、同じ病で闘病している妻がいながら、愛人と密会をしたのはなぜか?」と、これに尽きるのよ。

 不倫の良し悪しは今さらいい。重い病をするとつらい現実から目をそらして「今を楽しく」と思うようになった、とか、体験者ならではの生の声をぜひ聞きたかったわ。

 だけど本人の思いは別にあるらしく、相手の女性は、別れに際して「俳優としての自分を尊重してくれた」そう。妻は「こんなことであなたが積み重ねてきたことが消えるものではないから、頑張ってね」と言ってくれたとか。

 どこまでも俳優、“世界のケン・ワタナベ”を貫くつもりらしいけれど、言うほどに、彼が身勝手な、薄情男に見えるんだわ。

 もうひとついえば、ネット動画が1秒後には日本に届く時代に、ニューヨークで手つなぎデートをしてもバレないと思っている段階で、“国際派”は返上した方がいいと思う。

※女性セブン2017年8月10日号