メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「休職後、職場に受け入れてもらえず辛い」という、SATOKAさん(43歳・金融業)に、心屋塾認定講師の紀凛さんからアドバイスをいただきました。


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■SATOKAさんのお悩み
銀行に務めています。3年前に鬱になりやっと仮出社できるようになりました。本復帰前の人事との面談で、「今いる支店ではコミニュケーションが取れていないので、営業店への復帰は今後も見合わせたい」と言われました。

支店でも私の評判は良くないとのこと。 私は営業店の仕事が好きで、戻るなら絶対に営業店勤務を希望していたのですが、それすらも叶わないようです。

5年前に横浜から八王子へ引っ越してきて、誰も知る人のいない状況での育休復帰、いじめに合い、心が折れてから3年が経って、また私を受け入れてもらえない状況…、苦しいです。

人事からは辞める選択肢もあると言われました。何がダメなんでしょうか? 必要とされないこの状況から、消えてなくなってしまいたいです。

私が仕事をするのはダメなのでしょうか? 助けてください。

※一部、質問内容を編集しています。



■心屋塾認定講師の紀凛さんより

SATOKAさん、はじめまして。心屋塾認定講師の紀凛(のりりん)です。ご相談ありがとうございます。

今まで本当にがんばってこられたのですね。心のブレーカーが落ちてしまう「鬱」という状態までがんばってきた自分を、「よくがんばったね」と声をかけながら、まずは抱きしめてあげてください。できるだけたくさん、やりすぎかな? と感じるくらいでもいいです。

ところで、3年間はゆっくりお休みできましたか? その間、自分を責め続けていませんでしたか?

今までは、がんばる方向が少しズレていたのかもしれません。そのズレを戻し、自分にかける言葉を優しくしていけば、気持ちが楽になります。安心してください。

本復帰前の面談では、コミュニケーションが取れていないと言われたそうですね。

コミュニケーションが取れていないときというのは、「私は、人からどう思われているのだろう?」と考えているので、自分に意識が集中し、人を見ているようで、実は見えていないものです。

でも、どう思われているか気になりますよね? 受け入れて欲しいですよね? 必要とされたいですもんね。

そんな思いでいっぱいになったときには、一度ゆっくり目を閉じてみましょう。そのまま少し深呼吸をしてから、大きく目を開いて見てみるのです。

それだけで、見られる自分から“見る自分”に変わり、目を閉じる前とは違った景色が見えるようになります。

自分がどう見られているか? というわからない答えを、もう探し続けなくてもいい。自分が何を見てどう感じるか? を考えるだけで、いいのです。

認めてもらうために必死でがんばるのではなく、自分がやれることや、やりたいことを落ち着いて見極め、そこに集中してがんばれるようになれれば、ズレていた方向は、自然と戻っていきます。ズレが戻れば、認められたり、受け入れられたり、必要とされることも、増えていくでしょう。

とはいえ、人を気にして自分をまた責めはじめると、無気力や疲労感などを感じるようになるでしょう。疲れたときには、動きたくなるまで休ませてあげましょう。充分休んで回復したら、人は自然と動きたくなります。

それまでは「私の何がダメなんだろう?」ではなく、「こんな私でもダメじゃないよ。こんな私が好きだよ。ずっと味方だよ。」とつぶやきながら、何度も何度も自分を抱きしめてあげてくださいね。

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(紀凛(ノリリン))