ロシアのサンクトペテルブルクにある全高462メートルの超高層ビル・ラクタセンターで建設作業中だった作業員が、ビルの工事を行っていた巨大クレーンの操縦席から円形の虹を撮影し、話題となっています。

Увидеть круглую радугу с небоскреба / Full circle Rainbow - YouTube

ムービーは巨大なクレーンを見下ろすような視点からスタート。画面の左端に地面が見えており、撮影ポイントがかなりの高さの位置であることがわかります。



虹の上の方を撮影するとこんな感じで普通の半円の虹と変わりありません。



画面が少し暗く見えるのは操縦席のウインドウ越しに虹を撮影しているから。



カメラを動かしていくと、通常は見られない「虹の下半分」がきれいに映っています。



さらに足元にはラクタセンターの工事風景。撮影者がいると思われる巨大クレーンの影部分で虹が途切れています。



虹との距離が近すぎて円の全景を映すことはできなかったようです。



ラクタセンターのInstagramアカウント上にも同じ動画が投稿されています。

Круглая радуга / Full circle Rainbow С высоких кранов Лахта Центра можно увидеть не только панорамы, но и интересные эффекты, о которых не догадываются низкоземные обитатели. Например - с такой высоты обычную радугу после дождя можно увидеть в новом виде - она будет выглядеть не как привычная арка, а как полный круг. #lakhtacenter #лахтацентр #lakhta360 #lakhtaview #ЛахтаЦентрНаучныхЭксперементов Лахта центр / Lakhta Centerさん(@lakhtacenter)がシェアした投稿 - 2017 7月 21 2:41午前 PDT




2013年にオーストラリアのパース近郊にあるコテスロー・ビーチで撮影された円形の虹の写真もあります。写真は夕日と豪雨の中を飛んでいたヘリコプターから撮影されたもので、日光が雨粒で内部反射して引き起こされた現象であり、正確には通常の虹とは異なる「ブロッケン現象」によりできたものとのこと。

APOD: 2014 September 30 - A Full Circle Rainbow over Australia