(写真提供=SPORTS KOREA)パク・ウンジ

写真拡大

全国各地が記録的な豪雨に見舞われ、甚大な被害が出ている。7月17日には北九州北部が、先週末には秋田県で記録的な豪雨に襲われた。

これ以上の被害がないことを願うばかりだ。

お隣・韓国でも近年はゲリラ豪雨や大雨被害が続いている。7月23日には、ソウルや京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)といった首都圏が記録的なゲリラ豪雨に見舞われた。1時間で100ミリ近い雨が降りしきる大雨だった。

「ソウルの天気は曇り一時雨」→大雨

そんななかで非難の矛先を向けられたのが、韓国の気象庁だ。

韓国気象庁は7月22日午後5時の発表で、「明日のソウルの天気は曇り一時雨、降水確率を午前60%、午後20%」と予測したが、実際には大雨に見舞われた。

気象庁関係は「梅雨前線は予測が難しい」と釈明したが、ネット住民たちはもちろん、メディアさえも「曇りで一時雨、気象庁またしても“誤報”騒動」(『聯合ニュース』)と報じられる有様だ。

そもそも韓国の天気予報は、まったく信頼されていない。

昨年8月に行われた世論調査によると、「気象庁発表を信頼するか」という問いに「まったく信頼しない」と答えた人が15.1%もおり、「信頼しないほう」と答えた人は33.5%に上った。半数近くが不信感を持っているわけだ。

韓国は女性キャスターに投資

一方で、「日本は観測や天気予報士に投資。韓国はかわいくてセクシーなキャスターに投資」などと韓国ネット民が皮肉っているように、天気予報を伝える女性キャスターへの力の入れ具合はすごい。

男性の気象キャスターはほとんど見られなくなっており、“お天気お姉さん”たちが過度な露出競争をしているため、「セクシーショー」と呼ばれているほどなのだ。

韓国ではお天気キャスターたちに資格の有無が問われない。

韓国にも「気象予報技術士」という韓国産業人力公団が実施する資格試験が年に一度行われるが、応募者はかなり少ないそうだ。

それどころか、韓国では気象キャスターがそのままタレントになってしまうケースも。“美人気象キャスターの元祖”とされるアン・へギョンなどは、女優に転身している。
(参考記事:【写真】知的なのにセクシーな韓国の“お天気お姉さん”歴代トップ10を一挙紹介!!

そんな実情があるからこそ、自国の天気予報を信頼する韓国人が少ないのだろう。

日本の気象庁を絶賛

むしろ最近は日本の気象庁をうらやましいという声も多い。

例えば『KBSニュース』が先日報じた「“これまで経験したことのない豪雨”…日本気象庁の対応」というニュースだ。

記事では、7月5日と6日の集中豪雨に対処している日本気象庁の姿勢を「一言で“積極的”だった」と評価。「記者会見は一度で終わらなかった。集中豪雨の特別警戒発令地域が増えるたびに、直接記者会見を開いて、国民たちを相手に注意をうながした」と対応力の高さを伝えた。

他にも、日本気象庁の取り組みについて詳しく説明。そして、「災難現場に“もしも…”はない。問題点が明らかになったときは修正して、同じ失敗を繰り返さない積極的な姿勢が何よりも大切だということを、日本気象庁は見せてくれる」と締めくくった。

記事を見た韓国ネット民たちも、「韓国気象庁とは大違い」「こういうところは見習わないと」「さすが日本は先進国だ」といったコメントを残している。

その一方で韓国では、気象キャスターが人気男性ファッション誌のグラビアを飾り、「美人気象キャスター・トリオ」として話題になるなど、肝心の気象情報よりも“見た目”ばかりが話題になっている皮肉。

天気と人の心の移り変わりは激しいものだが、韓国の天気予報に改善の余地があることだけは間違いなさそうだ。

(文=慎 武宏)