マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

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 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、サッカー界の移籍金高騰の傾向は「危険」であるとして警鐘を鳴らしている。25日付の英紙『テレグラフ』などが同監督のコメントを伝えた。

 モウリーニョ監督の率いるユナイテッドは昨夏MFポール・ポグバを8900万ポンド(約129億円)で獲得し、移籍金の史上最高額を更新した。今夏エバートンから獲得したFWロメル・ルカクの取引も、ボーナスを加えた最大額はポグバを上回るとも言われる。

 さらに、パリ・サンジェルマンがバルセロナのFWネイマールを2億2200万ユーロ(約288億円)で獲得しようとしていることが報じられるなど、移籍金の最高額はさらに大きく更新されそうな気配がある。だが、モウリーニョ監督が問題視しているのはそういった移籍ではない。

「ポグバへ支払われる金額が問題だとは思わなしい、ネイマールにクレイジーな金額が支払われることになっても問題だとは思わない。ポグバのような移籍は1回のウインドウで1件や2件あるだけだからだ」とユナイテッド指揮官は語る。

 問題は、トップレベルではない選手たちに不釣り合いな移籍金が支払われることだと主張している。「100件はあるような他の選手たちの移籍こそが、マーケットの危険な部分だと思う。3000万ポンド、4000万ポンド、5000万ポンドといった金額があまりにも簡単に話題にされるのは少々心配だ」

 プレミアリーグではこの夏、移籍金のクラブ史上最高額を更新する補強を行うクラブが続出。トッテナムのダニエル・レヴィ会長も、「この状態が続けば持続不可能になる」と移籍金の高騰の危険を訴えている。

text by 編集部