江戸時代って性愛に奔放だった!? 好奇心にこたえてくれる一冊「性なる江戸の秘め談義」

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 江戸時代は“性”について、とても大らかだった。そんな風によく言われるが、なるほど朝日新聞出版から刊行された「性なる江戸の秘め談義」(氏家幹人著、定価778円)を読むと、それが納得できる。

 世界も認める春画の傑作が数多創作された江戸時代。葛飾北斎の「蛸と海女」や土佐光信 の「四十八番春画」など春画の傑作を見れば、我が祖先たちの性愛の奔放さが想起できると同時に「それでは実のところの江戸の性の事情とは?」とおおいに興味がわいてきそうだ。

 江戸と明治、庶民から殿様まで、恋と情事と結婚の風景をおさめた性なる随筆、インテリの過激な色事日記から妻たちの不義密通、廓に通う美熟女の楽しみ、武士が男色を好んだ理由など──本書はそんな好奇心にこたえてくれる一冊。これを読めば、猛暑を忘れることができるかも。