こがね色に実るいなほは、日本人の原風景。

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2011年に東北地方を襲った東日本大震災。1000年に一度と言われる地震と、それにともなう津波は、被災地に大きな被害をもたらしました。とくに福島第一原発で起きた事故は、放射性セシウムを流出させてしまい、近くの農作物や海産物への影響が心配されました。でも、つい最近、そんなセシウムの吸収を抑えるイネが開発されたことはご存知でしたか?

【写真を見る】日本人にとってお米の安全性は死活問題

■70年以上も取り組まれた難問!突然変異の品種が導き出した答え

セシウムが植物に取り込まれる仕組みは、すでに70年以上も研究されていたそうです。植物の生育に必要な要素の1つに「カリウム」があるのですが、セシウムはこのカリウムと性質がよく似ているため、吸収されやすいと考えられてきました。

今回、大発見のきっかけとなったのは、突然変異の品種でした。秋田県立大学、筑波大学、農業・食品産業技術総合研究所という、3つの組織からなる研究グループは、あきたこまちの突然変異系統を11000も作り、セシウムを吸収しにくい個体を見つけ出したのです。この研究は、今年の7月8日に国際学術誌「PCP(Plant & Cell Physiology)」に掲載され、7月14日に研究の成果が秋田県立大学や農研機構などの公式サイトで発表されました。

■みんなが待ち望む安全でおいしいお米

こうして新しく作られた「セシウム吸収を抑えるお米」は、見た目も収穫できる量も、従来のあきたこまちと、ほとんど変わらないそうです。また、今回の研究により、セシウムが取り込まれる経路が突き止められたのだとか。日本人の主食として、長く愛されてきたお米。これまで以上に、安全でおいしいお米が生まれるといいですね。

■ たことベーコンの炊き込みご飯

おいしいお米を使って、旬の食材であるたこのうまみたっぷりの炊き込みごはんを作ってみてはいかがでしょう?

<材料>(2〜3人分)

ベーコン…30g

ゆでだこの足…100g

しょうが…1かけ

枝豆(さやつき)…100g

米…2合

白いりごま…大さじ1/2

・酒、しょうゆ、みりん、ごま油

<作り方>

1.米は炊く30分前に洗ってざるに上げる。しょうがは細切りにする。ベーコンは7mm幅に切り、たこは5mm幅に切る。

2.炊飯器に米と、酒、しょうゆ、みりん各大さじ2、ごま油大さじ1を入れてから2合の目盛りに合わせて水を入れて混ぜる。たことベーコン、しょうがを入れ、普通に炊く。

3.枝豆は熱湯で約2分ゆで、さやと薄皮を除く。2が炊き上がったら、枝豆とごまを加えてさっくりと混ぜる。