米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われたグラミー賞の授賞式で歌うアリス・クーパー(2016年2月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】パフォーマンスやさまざまな逸話でファンに衝撃を与えてきた米ロック歌手アリス・クーパー(Alice Cooper)さん(69)に、またも仰天エピソードが加わった──。数十年も倉庫に丸めたまま放置されていたアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品を発見したのだ。

 クーパーさんが見つけ出したのは、「小さな電気椅子(Little Electric Chair)」という赤いシルクスクリーン作品。ウォーホルが1960年代に制作した「死と惨禍(Death and Disaster)」シリーズの一点で、優に数百万ドルもの価値がある。

 AFPの取材に応じたマネジャーのシェップ・ゴードン(Shep Gordon)さんの話では、クーパーさんは米ニューヨーク(New York)に住んでいた頃にウォーホルさんと友達になった。作品は当時クーパーさんの恋人だったシンディー・ラン(Cindy Lang)さんから誕生日にプレゼントされたものの、1972年か1973年以降、所在が分からなくなっていたという。

 ゴードンさんによれば、クーパーさんがこの作品のことを思い出したのは数年前、食事の席で美術商の友人からウォーホルの作品が高値で売れた話をされたときだった。それから作品を捜し回り、倉庫の中で丸められたまま、古い機材と一緒に置かれているのを見つけた。

 今も精力的にツアーを行い、今週ニューアルバムを発表するクーパーさんだが、作品を額装する以上のことはまだ決めていないという。

 ウォーホルの「小さな電気椅子」シリーズの一点は2014年に競売大手クリスティーズ( Christie's)でオークションにかけられ、1000万ドル(約11億2000万円)以上で落札された。その他の作品は、英ロンドン(London)のテート・モダン(Tate Modern)や米サンフランシスコ近代美術館(San Francisco Museum of Modern Art)に収蔵されている。
【翻訳編集】AFPBB News