学生の窓口編集部

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みなさんこんにちは。横浜国立大学経済学部2年の高晃です。

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大学生になると、高校やそれまでの学校生活とは違い、自分で履修する科目を決め、時間割を組むことができるようになります。語学などの必修科目や自分が履修したい講義が開講されている日時以外であれば好きな時間に授業を入れることができ、平日にも関わらず授業がない、いわゆる「全休」の日を作ることもできるでしょう。平日に丸一日空けることができるので、自由気ままに過ごせるはずの「全休」ですが、逆に時間があり過ぎて何をすればよいのかわからないという人もいるのでは? 中には、気がついたら何もせずに一日が終わっていた……などという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大学生が「全休」の日をどのような考え方でどのように過ごしているか、実態を調査してまとめました。

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■アンケート調査の結果

まずは大学生・大学院生401人を対象に「全休」に関するアンケートを行ってみました。

Q.あなたは「全休」の日がありますか?

ある:187人(46.6%) 
ない:214人(53.4%)

アンケートの結果、約半数の学生が「全休」を作っていることがわかりました。そこで、「全休」の日があると答えた学生を対象に、「全休」の日を主にどのように過ごしているかも聞いてみました。

Q.あなたは「全休」の日を主にどのように過ごしていますか?

第1位:アルバイトをする 45人(24.1%)
第2位:家でゴロゴロする 34人(18.2%)
第3位:就職活動をする 16人(8.6%)
第4位:部・サークル活動にあてる 15人(8.0%)
第5位:授業には参加しないが学校に行く 13人(7.0%)

全体を通して、アルバイトや就活、資格の勉強など自分のための活動をしている人が、家でゴロゴロしたり遊んだりしている人よりも多いという結果が見られました。特に、「全休」の日に長時間のシフトに入って稼ぎたいのでアルバイトをするという意見が多く見られた一方、学校がないのだから単純に休みたいという意見もありました。

■実態調査の結果

そこで、実際に「全休」の日を作っている現役大学生に実態調査としてインタビューを行ってみました。調査対象は大学2年生から4年生の計6名で、所属学部が偏らないように留意しました。
調査項目は、以下の6項目です。

1.全休の曜日
2.全休の過ごし方<複数回答可> 
3.全休の日の起床時間 
4.全休の充実度<5段階>、およびその理由 
5.全休と普通の休日の過ごし方の違い 
6.「全休ディズニー」についてどう思うか 


「全休ディズニー」については、全休の日の過ごし方としては最高峰とも考えられるため、全休の遊び方の一例として、大学生が考えているイメージを聞き、全休の理想の過ごし方などを調査するための要素の一つとして聞いてみました。なお、調査は2017年6月から7月にかけて対面でのヒアリングで行いました。それではさっそく調査結果を見ていきましょう。


1)理工学部(生命・科学系)3年 男性の場合

1.月曜日

2.教習所、レポート

3.9時

4.3(5段階評価):有効活用はできていると思うが、充実しているかというと微妙。

5.休日よりも人が少ないので、用事を済ませるのに便利。

6.経験はないが、よいと思う。


2)教育人間科学部(人文系)3年 女性の場合

1.月曜日(過去に水曜、金曜全休も経験あり)

2.課題、インターン探し

3.8時〜9時

4.3(5段階評価):楽しいことをしているわけではないが、やるべきことは消化できている。

5.課題をするかしないか。普通の休日は休むだけ。

6.楽しい。月曜全休の人は意外に多いのでわりと混雑することもある。


3)経済学部2年 女性の場合

1.月曜日

2.アルバイト、寝る

3.アルバイトがある日は早くて7時、ない日は14時とか

4.3(5段階評価):本当は派手に遊びたいが、お金がないのでバイトをするか家に閉じこもるしかない。

5.全休の日は一般人が忙しいから、普段は混雑しそうなところに行ける。

6.行ったことはないが、最高だと思う。


4)理工学部(機械工学系)2年 男性の場合

1.木曜日

2.アルバイト、課題

3.10時

4.1(5段階評価):丸1日バイトなどで潰れて忙しいから。

5.全休の日のほうがなぜか活動的になる。

6.行ってはみたい。


5)教育人間科学部(教育系)4年 女性の場合

1.月曜日

2.卒論、アルバイト、博物館や美術館見学、読書

3.完全に日による。

4.3(5段階評価):日によって1のときもあれば5のときもあるので平均して。

5.ほとんど違いはない。

6.お金がないとできないので偉いと思う。


実態調査でも、アンケートと同じく課題やアルバイト、就職活動といった自分のための活動をしている人が多いという結果が出ました。アルバイトをしていると回答した人の中には、毎週シフトを入れているというわけではなく、勉強が忙しくないときのみ日雇いのバイトをしているという人も。全休と休日との違いとして、街にいる人の少なさを挙げた人も多く、学生や社会人が街に少ないからこそ活動的になる人が多いのかもしれません。


一方、起床時間は個人によって大きく差が出る結果となりました。全体的には授業がある日よりは遅いという結果になったものの、毎週しっかりと朝から起きて活動している人と、週によって起床時間がバラバラという人に分かれました。アルバイトや教習所などの決まった用事が入っているほうが、全休の日であっても規則正しい生活が送れるのかもしれません。


また、充実度や全休ディズニーの調査から、遊びたいと思ってはいるがお金や時間の都合もあってなかなか実現するのが難しく、課題やアルバイトをして過ごすというのがリアルな大学生の全休の使い方のようです。


■まとめ


全休がある大学生は、アルバイトや課題などの「自分のため」の活動をして全休の日を過ごしている人が多そうです。しかし、大学生の性なのか、やはり「全休の日は遊んで過ごしたい」と思う気持ちがある人は多く、課題やアルバイト、就職活動などに費やしている現状の全休の過ごし方に満足していない学生が多いのではないでしょうか。全休を作っている人は、今一度自分の全休の過ごしかたを見つめなおしてみると充実度が高い大学生活を送れるかもしれません。


文・高晃


アンケート調査:学生の窓口調べ

調査対象:大学生男女401人

ヒアリング対象:大学生男女5人

調査期間:2017年6月〜7月