犬の鼻はスゴイんです

人間との機能の違い

犬の嗅覚は人間の100万倍から1億倍とも言われています。匂いを受け取る器官である「鼻粘膜」の表面積が私たちの10〜50倍程広くなっており、鼻にある「嗅細胞」も人間の25〜40倍で非常に高機能な鼻を持っています。また、匂いを受け取って伝達する「嗅神経」や匂いに関する脳の領域もとても発達しています。

鼻が濡れている理由

健康な犬の鼻は濡れていますが、匂いの素となる化学物質の粒子が「嗅細胞」にくっついて受容するためとされています。寝ている時や乾燥している時の鼻には、匂いの素の化学物質がくっつきにくくなり、嗅覚を刺激しないので、匂いにはほとんど反応しなくなってしまいます。

犬の好きな匂い

犬が好きなにおいは主に、

飼い主さんや家族の体臭タンパク質の多い食材(肉、魚、チーズなど)獲物となる動物血液や体液他の犬のオシッコやウンチ

などのにおいです。飼い主が出す体臭では、においの成分でアンモニア、酢酸、吉草酸などを嗅ぎ分けているのではないかと言われています。とくに、臭い靴下やパンツなどを好んで嗅いだり持って行ったりしませんか?大好きな飼い主さんの体臭が強く分かるものを欲しがっていると考えると可愛いですね。
また、散歩中に熱心に他のワンちゃんのオシッコやウンチの跡を嗅いでいることがありますよね。私たちにとっては「ちょっと汚いからやめて欲しいな…」と正直思いますが、犬にとっては大切な時間なのでなるべく心ゆくまで嗅がせてあげたいですね。

犬の嫌いな匂い

犬の嫌いなにおいは、

刺激臭(強いアンモニア、硫黄、塩素など)人工的な香水や芳香剤

といったにおいです。犬が寄ってこない人は「香水が強い」「部屋の芳香剤が強い」などの理由が当てはまるかもしれません。嗅覚が私たちよりも非常に優れている犬にとっては、私たちには良い香りでも刺激になる場合があります。犬を飼っている人は、なるべく無臭(体臭のみ)でいる方が愛犬に好かれるのではないでしょうか。

犬種による嗅覚の違い

初めにご紹介したように、「鼻粘膜」の表面積や「嗅細胞」の数にバラつきがあったのは、犬種による違いです。特に、鼻の短い犬(ブルドッグ・パグ・シーズー・ペキニーズなど)鼻が潰れており鼻腔が狭いため、においを集める能力が鼻の長い犬種よりも少し劣ります。鼻の長い犬(ダックスフント・シェパード・ドーベルマン・ビーグル・バセットハウンドなど)は嗅覚に非常に優れており、その嗅覚を活かして「麻薬探知犬」や「災害救助犬」などのお仕事で人間を助けてくれていますよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
犬が好きな匂い・嫌いな匂いを見てきました。挙げてきた例に愛犬の好みが当てはまるものがあった人や、「うちの子は○○の匂いが好き!」など個性的なワンちゃんもいるでしょう。愛犬の好きな匂いを知れば面白いですね。ワンちゃんをリラックスさせるアロマなどもありますので、よく調べて使用されるのも良いかもしれませんね。
また、嫌いな匂いは日常的に嗅ぐとストレスになるので避けたいです。特に香水や部屋の芳香剤、犬によくないアロマなどはできるだけ避けた方が良いでしょう。
愛犬のにおいに対する好き嫌いをしっかりと把握して、より愛犬が快適な生活を送れるように私たちが工夫していきましょう!