日中関係が低迷しているのと同様に、日韓関係にも改善の兆しが見えていない。韓国とは慰安婦問題や少女像をめぐって対立していることもあり、日本では韓国人はあたかも反日であるかのような報道も少なからず存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 日中関係が低迷しているのと同様に、日韓関係にも改善の兆しが見えていない。韓国とは慰安婦問題や少女像をめぐって対立していることもあり、日本では韓国人はあたかも反日であるかのような報道も少なからず存在する。
 
 しかし、日本を訪れる韓国人旅行客は増加傾向にあり、決して皆が反日ではないことは明らかだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を旅行で訪れる韓国人が年々増加していることを指摘し、「韓国は日本を嫌っている国じゃないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。
 
 記事は韓国が最近になって中国から奪った「勲章」として、2017年上半期に日本を訪れた国別の外国人客数の順位を挙げた。日本政府観光局の統計によれば、17年1ー6月に日本を訪れた韓国人の数はのべ前年同期比42.5%増の339万5900人だった。一方、中国人の訪日客の伸びは大きく鈍化し、同6.7%増にとどまったうえ、人数も328万1700人と韓国を下回った。
 
 旅行なのだから行きたい所へ自由に行けば良いと思うのだが、記事は「国家間の緊張した状況が各国の旅行者数にも影響を与えている」と分析し、中韓関係の低迷を理由に、韓国人の中国訪問が減少し、そのぶん日本を訪れる韓国人が増えたのではないかと考察した。
 
 続けて記事は、日本人は政府の影響を受けて中韓両国に対して良い感情を抱いていないと主張。それにも関わらず、韓国人や中国人が日本を好んで旅行するのは「恥ずかしいことであり、中国人も韓国人も気骨がないのか」と憤慨する一方、しかし「日本文化は昔から柔軟性があり、近隣の国を引きつける力を持っているのは事実」とした。
 
 政治的な関係が低迷すれば、民間の交流も低迷してしまうのだが、実際は政治の関係が低迷しているからこそ、民間の交流が重要になる。中国人と韓国人が日本を訪れることは、今後の日中関係や日韓関係の改善に向けて良い変化を与えてくれるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)