ドル円の為替相場の変動が大きくなってきている。7月25日9:30(すべて日本時間)ごろには1ドル111円34銭、ここからドルは値を下げて16:00ごろには1ドル110円83銭の下値をつけた。その後はドル買いの傾向が強まり、日付の変わった26日9:00ごろには1ドル112円09銭の上値をつけている。

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 7月25日23:00に発表された経済指標は共に良好だった。一つは7月消費者信頼指数で結果は121.1。事前予想が116.5、先月が117.3だっただけに大幅な伸びといえる。さらにもう一つが7月リッチモンド連銀製造業景気指数だ。こちらの結果が14と事前予想の7、先月の11を大幅に上回った。好結果に伴い10年債権利回りも2.25%から2.31%に上昇。ドル買いの材料となっている。

 そしてドルの上昇にさらに拍車をかけたのが、ヘルスケア修正法案の審議を開始するかについての採決の結果である。賛成、反対が非常に僅差であったが、ペンス副大統領の一票によって可決となった。ヘルスケア修正法案の動議可決のニュースは市場を活気づかせている。10年債権利回りも2.33%に上昇。ドルは1ドル112円台まで回復している。トランプ大統領はヘルスケア修正法案を週末までに採決するつもりのようで、マコネル上院院内総務もその予定で動いているとコメントしている。ヘルスケア修正法案自体の可決は微妙なところだが、前向きに受け止めている市場関係者は多い。ロシアゲート疑惑の問題も棚上げされている状態だが、市場はリスクオンとなっている。

 本日は引き続きFOMC二日目だ。日付の変わる27日3:00ごろには政策金利についての発表があるだろう。こちらは現状据え置きであろうが、バランスシート縮小の開始時期に注目が集まる。さらなるドル高となるのか注目だ。一方で北朝鮮は朝鮮戦争休戦記念日にあたり、7月27日には再度ミサイル試射の見込みも報道されているため、地政学リスクについての警戒は必要となるだろう。