ボス新体制のドルトムントでキーマンは? オランダのエキスパートがスタイル分析

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解説者のマイヤー氏はボス監督について「独自のスタイルを持っている」と表現

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、ここ数年故障に苦しんだ“ガラスの司令塔”がペーター・ボス新体制のキーマンの一人になりそうだという。

 ドイツメディア「フォーカス・オンライン」が報じた。

 昨季、アヤックスでUEFAヨーロッパリーグ制覇という成功を収めたボス監督だが、指揮官としての手腕はドイツでもあまり知られていないという。同メディアはオランダサッカーのエキスパートとされる解説者のエリック・マイヤー氏にインタビューを行い、ボス監督サッカーの戦術やキーマンを分析している。

  マイヤー氏はボス監督について「独自のスタイルを持っている」と表現。アヤックス時代から採用している4-3-3システムをドルトムントでも採用し、前線からの積極的なプレスとスピードある攻撃を求めており、選手たちは監督の目指すスタイルにまず適応する必要があるという。ユルゲン・クロップ元監督やトーマス・トゥヘル前監督のスタイルに似た部分はあるものの、チーム作りは始まったばかりで、選手たちも監督の交代によってポジション争いの序列は横一線の状態になっている。

 指揮官はアヤックスで出番の少なかったデンマーク代表MFラッセ・シェーネを抜擢して不動のレギュラ―とした例があるように、トゥヘル前監督の下で不遇だった選手が復活を遂げる可能性もあると指摘されている。そこで、名前が挙がっているのが前監督の起用法に不満を示していた主将DFマルセル・シュメルツァーと、出番の少なかったMFヌリ・シャヒンの名前が挙がっている。

苦悩を乗り越えたレフティーを絶賛

 マイヤー氏によれば「ボス監督は守備の選手にも前へ出ることを求める」とし、攻撃面でも貢献できるシュメルツァーを信頼しているという。

 また、シャヒンについては「足がすごく速いわけではないが」と前置きしたうえで、「攻撃的な面では頭の回転が早く、戦術面でも傑出している」と絶賛した。

 度重なる怪我に泣かされてきたシャヒンはプレーシーズンマッチでレギュラークラスとして扱われている。負傷明けの香川やマリオ・ゲッツェの調整が遅れている中盤で、開幕から定位置を掴み取る可能性は高そうだ。苦悩を乗り越えたレフティーは、完全復活を遂げることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images