by Marco Paköeningrat

かつてインタラクティブコンテンツのフォーマットの雄として隆盛を誇りましたが、オープン標準技術であるHTML5・WebGL・WebAssemblyなどの登場によってその役目を終えつつある「Adobe Flash」について、開発元であるAdobeがとうとう2020年をもって廃止する意向を表明しました。



Flash & The Future of Interactive Content | Adobe

https://blogs.adobe.com/conversations/2017/07/adobe-flash-update.html



Flashの源流はFutureWave Softwareの「FutureSplash Animator」というソフトウェア。この会社を1996年に、同じようにマルチメディアデータ再生技術のShockwaveを持っていたMacromediaが買収して「Macromedia Flash」という名称になり、2005年にAdobeがMacromediaを買収して以降は「Adobe Flash」となりました。

音楽再生やアニメーションなどを含むインタラクティブコンテンツの制作に広く用いられ、YouTubeで動画再生フォーマットとして採用されたことから、ストリーミング再生フォーマットとしても幅広く利用されてきました。

しかし近年、HTML5・WebGL・WebAssemblyなどのオープン標準技術が伸びてきて、YouTubeも標準の再生フォーマットをHTML5に変更。

YouTubeがFlashではなくHTML5でのムービー再生を初期設定にすることを発表 - GIGAZINE



主要なウェブブラウザでも、これらのオープン標準の技術を直接統合するようになりました。

そのため、AdobeではApple・Facebook・Google・Microsoft・Mozillaなどとの共同作業により、Flash廃止へ向けての動きを進め、2020年末でのFlash Playerアップデート中止&配布中止と、新オープンフォーマットへの移行勧告を行う方針を明らかにしました。

サポートについては2020年まで継続して行われ、主要OSやウェブブラウザ向けに定期的なセキュリティパッチ提供や必要な機能の追加が行われるとのことです。