25日、中国メディアの第一財経は、村上春樹氏の「騎士団長殺し」の中国語版が来春に発売され、電子書籍版も発売すると伝えた。写真は村上春樹氏の「騎士団長殺し」。

写真拡大

2017年7月25日、中国メディアの第一財経は、村上春樹氏の「騎士団長殺し」の中国語版が来春に発売され、電子書籍版も発売すると伝えた。

村上春樹氏の最新長編小説「騎士団長殺し」の中国語版が、来春に書籍版と電子書籍版で同時発売される。これは村上春樹氏の作品では初となる長編小説の電子書籍版の発売だ。

この「騎士団長殺し」は、「IQ84」以来7年ぶりとなる長編小説で、日本では今年初めに発売を開始。2部に分かれていたものの、1週間で50万部を売り上げ、およそ半年が過ぎた今でも、オンライン書店のランキングでは3位以内に入る人気だという。最近、上海訳文出版社が「騎士団長殺し」の中国語簡体字の出版権を取得したと発表、翻訳作業が進められている。

中国では、村上春樹氏は非常に知名度の高い日本の作家の1人だ。上海訳文出版社は2001年に「ノルウェイの森」を中国で発売して以来、村上春樹氏の作品を40以上出版している。しかし、村上春樹氏は他の作家と同様、版権を非常に重視しており、作品の電子版はこれまで英語以外では発売されていなかった。

だが、ここ2年のアマゾンジャパンの発展が目覚ましく、村上氏も電子書籍の運営に対する理解が深まったことや、米国で英語の電子書籍を販売したこともあり、上海訳文出版社は村上春樹氏の版権代理人と中国語の電子書籍発売について何度も話し合い、版権を獲得したという。

今回の電子書籍版の反響次第では、過去作品の「ノルウェイの森」や「国境の南、太陽の西」なども電子書籍版が発売される可能性もあるという。(翻訳・編集/山中)