トーンモバイルの石田宏樹氏と雑誌「VERY」編集長の今尾朝子氏

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 フィーチャーフォンに代わるスマホを探すシニア層や、はじめてスマホに触れる子どもたちなど、いわゆるスマホ入門層向けの端末やサービスを発表してきたMVNOのトーンモバイル。今度は子どもを持つ女性層を中心に支持される雑誌「VERY」とコラボして、子どもが安心して使える“世界一安全なスマホ”を開発したという。

■独自の技術で、子ども・シニア向けスマホのイノベーションを起こす

 都内では25日にトーンモバイルの記者会見が開催され、壇上に上がった代表取締役社長の石田宏樹氏が新機種の特徴とサービスができた背景などを説明した。

トーンモバイル代表取締役社長の石田宏樹氏

 石田氏は国内におけるMVNO市場の伸びしろがまだ豊かにあると強調しながらも、大手キャリアが顧客向けに提案するプランと、MVNOのいわゆる“格安”サービスが乱立してしていることで、ユーザーが自分に一番ふさわしいサービスを選びにくい環境が生まれていると指摘する。「過剰な顧客満足競争で、各社サービスの差別化要素が見えなくなっている現状で、トーンモバイルはイノベーションによってコスト削減と付加価値向上を同時に追求していきたい。スマホについては現顧客のセールスアップだけを追求するのではなく、子どもやシニア層を中心に開拓しながら明確な差別化戦略を添加していくことが大事」と石田氏はこれからの戦略を説いた。

 特に、現在トーンモバイルが獲得に成功している「子ども層」は、石田氏がこれからも注力すべきターゲットとして掲げている。トーンモバイルはこれまで、月額基本料金1,000円というプランと、自社開発によるスマホ「TONE m15」によるシンプルなサービスメニューを徹底しながら結果を出してきた。

■VERY編集部とコラボ、「ママが子どもに持たせたいスマホ」の具現化

 8月1日に発売される新機種「TONE m17」はOSにAndroid 7.1.1を採用。5インチのHD液晶や約13MPのメインカメラ、約5MPのフロントカメラを搭載したミドルレンジ端末だ。今回は富士通コネクテッドテクノロジーズとノウハウを共有して共同開発を行っている。全国のトーンモバイルのショップなどで8月1日からの発売を予定する。価格は34,800円(税別)。

トーンモバイルの新端末「TONE m17」

 石田氏は「トーンモバイル独自のサービスを快適に使えるスペックを追求した」と、新端末のバランスの良い完成度をアピールした。同社の持つ独自のハードとソフトの開発技術を結合させた「TONE COREプラットフォーム」の思想をベースにするユニークな機能が特徴だが、今回のモデルはそれ以上に、同社が持つ技術を投入して「子ども向け」の“安心・安全機能”を徹底して研ぎ澄ませたことに注目すべきだろう。コンセプトの立案には光文社の人気女性誌「VERY」の編集部も加わり、「ママが子どもに持たせたいスマホ」としてのユニークな機能を数多く搭載している。特徴として掲げられた、子ども向けの安全・安心機能には、主に以下の5つがある。

■夜中は利用不可!「TONE×VERY」宣言

 ひとつは、夜の22時から朝の6時まで端末に自動ロックをかけられる「TONE×VERY」宣言だ。最近は我が子が夜遅くまでSNSアプリにハマってしまったり、SNSサービスを媒介として子どもが巻き込まれる事件も起きている。親世代からは「子どもが夜使えないスマホ」を望む声が高まっていたことを受けて、トーンモバイルが具現化を試みた。同社の独自技術により、利用登録時にユーザーが12歳以下の子どもであると判明した場合、子どもが同意のうえで、親がロックをかけたスマホの利用をすすめることができるようになる。ただし、ロック中も緊急連絡や位置情報のトラッキングはアクティブになる。