25日、韓国の地方大学が実施した海外語学研修プログラムが「雑すぎる」と、学生や保護者から不満の声が相次いでいる。写真は成田空港。

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2017年7月25日、韓国の地方大学が実施した海外語学研修プログラムが「雑すぎる」と、学生や保護者から不満の声が相次いでいる。韓国日報が伝えた。

忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市にあるA大学の学生や保護者の話によると、同大では今月10日から来月10日までの1カ月間にわたって日本の関西地方のB大学に学生を派遣し「短期語学研修プログラム」を実施中だ。今年から始まったプログラムでは、平日午前に大学で日本語の授業を受けるほか、週2回程度、日本の文化体験が組まれている。学生からの人気は高く、A大は数回の審査を経て、参加者として在学生10人を選抜した。

しかし現地に到着してみると、魅力的な計画は次々に変更された。第1週に予定されていた二つの文化体験は中止、第2週のビール工場見学も、引率するはずのB大の教授が直前になって「自分たちだけで行ってきなさい」と通告し中止に。A大は「(引率の教授らは)ボランティアのため(中止について)責任を問えない」として、これを気にも留めなかったという。

1カ月滞在する宿舎の環境も、学生からは「劣悪極まりない」とすこぶる不評だ。B大は寮がないことから一般施設を利用しているというが、メゾネットタイプの部屋は男女共用、1・2階の間はもちろんのこと部屋自体にも鍵がない。エアコンもなく窓には網戸もないため、30度を超える猛暑の中で頼りは扇風機1台。これには不満が相次ぎ最近になってようやくエアコンが設置されたそうだ。

さらには一部学生から、「日本人からセクハラを受けた」という主張も飛び出した。地元の男性が「マッサージしてほしい」と言ってきたというが、大学側は「無視しなさい」との回答を繰り返すだけだったという。

このほか、学生選抜時には200万ウォン(約20万円。うち学生負担100万ウォン)だった予定金額が、出発直前になって260万ウォン(約26万円)に変更された問題も指摘されている。

さまざまな問題についてA大の関係者は「初めての試みのため試行錯誤の部分があった」と釈明、「残りの期間は、学生らが問題を提起した部分について改善策を模索していきたい」と明らかにした。

驚くべき語学研修の実態に、韓国のネットユーザーからは「大学も商売。心の中で学生を『ばかなやつめ』と思ってることだろう」「その大学に授業料を払ったこと自体が人生の無駄」「多くの地方大学が学生を自分たちの財団の金づるとしかみていない。当然の結果」「責任感のないことをするのなら、やらない方がまし」など非難の声が続出している。

また少数意見ながら、「せっかく海外研修に行ったのに傷ついてばかりだね」と学生を心配するコメントや、「最近日本は韓国に対して何かとうるさいけど、どうしてみんな日本に行くの?」などの日本批判もみられた。(翻訳・編集/松村)