下半身のバランス力をアップする基本のヨガポーズ

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ヨガにはさまざまなポーズがありますが、まずは基本のポーズをしっかりとマスターすることで、難しいポーズにもスムーズに入れるようになります。最初は一つひとつを丁寧に行い、カラダのちょっとした変化としっかり向き合っていきましょう。今回は下半身でバランスをとり、「足」からカラダとココロに作用していく2つのポーズをご紹介します。

「足」からカラダとココロに作用していく2つのポーズ

【立ち木のポーズ】
木が根を張るように、下半身でバランスを取りながら、背筋を伸ばしていくポーズ。
◎カラダへの作用…足と足首を強くする・バランス感覚を養う
◎ココロへの作用…落ち着いて安定感が増す・集中力が増す

STEP1:両足をそろえて山のポーズで立つ。(直立する)
STEP2:右足を持ち上げ、左足の付け根におく。(腰は反らさず、軸足は足先、ヒザを前に向ける。視線は正面から前方へ)
STEP3:軸足が安定したら、息を吸いながら両手を胸の前へ。※この姿勢を保って、呼吸を続けてもOK。
STEP4:余裕があれば、胸の前で合わせていた手を合わせたまま、息を吸いながら頭上へ伸ばす。少し保ったら、息を吐きながら戻す。
反対側の足でも同様にして行う。

【三角のポーズ】
足の内側ラインを伸ばして前面の大きな開きを味わうポーズ。体全体の安定感を見つけることで心が穏やかになる。
◎カラダへの作用…太モモ、ヒザ、足首を強くする・ストレスを軽減する・腹部内蔵を刺激し、消化機能を高める・腰痛・坐骨神経痛・不妊症・更年期障害・骨粗しょう症
◎ココロへの作用…エネルギーがわいてくる

STEP1:足を腰幅より広めに開いて、右足の爪先を外側へ向ける。左足の爪先は正面に向ける。手は床と水平になるよう左右に広げる。
STEP2:息を吸いながら、左腰を左へ動かし、上体は右へと少し曲げる。
STEP3:息を吐きながら、上体を右へ曲げる。尾てい骨から頭の頂上までがまっすぐになるように伸ばす。
STEP4:息を吸いながら、頭を上に向け、指先を見る。(骨盤が前に倒れないように注意)

ライター:中村千春
出典:『ヨガのポーズが丸ごとわかる本』「毎日練習したい基本のポーズ28」
写真:樋口勇一郎、istock
モデル:aya、Yuko Watanabe