24日、太平洋戦争中に勤労挺身隊として日本で働いた経験を持つ韓国の女性や遺族らが、日本による当時の「強制徴用」を描いた韓国映画「軍艦島」の特別試写会に出席、作品を観賞した。写真は軍艦島。

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2017年7月24日、太平洋戦争中に勤労挺身隊として日本で働いた経験を持つ韓国の女性や遺族らが、日本による当時の「強制徴用」を描いた韓国映画「軍艦島」の特別試写会に出席、作品を観賞した。韓国・ニューシスなどが伝えた。

今回の試写会は、市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)と共にする市民の会」の配給会社への要請により実現、当時の強制徴用の被害者として元勤労挺身隊のヤン・グムドクさん(86)のほかシム・ソネさんの子息、故オ・ギレさんの遺族が招かれ、地元市長や教育委員会会長、「市民の会」の関係者ら150人余りが出席した。

ヤンさんは「『歴史を正す』との意味で映画を制作し特別試写会を開いてくれた方たちに感謝する」とあいさつ、作品を通して過去を記憶し歴史を正しく伝えてほしいと訴えるとともに、「学校の先生方は子どもたちをきちんと教えてほしい」とも語った。また市民の会のイ・ググォン代表は「労役に強制動員された勤労挺身隊ハルモニたちの痛みは現在進行中だ。当時の実情がきちんと伝達され、社会的関心が高まるとともに名誉回復がなされるよう期待する」と述べた。

聯合ニュースによると、ヤンさんは小学6年だった1944年に日本人教師の言葉にだまされ三菱重工の名古屋航空機製作所に強制徴用された。1日10時間以上の労働を強いられたが、賃金はついに支払われなかったという。

一方、映画「軍艦島」は、太平洋戦争中に軍艦島(長崎・端島)の炭鉱に強制徴用された朝鮮人らが命懸けで島からの脱出を図る姿を描いた作品。韓国で26日に公開される。

この報道に韓国のネットユーザーの関心はそれほど高くないようで、寄せられたコメントも少数だが、ヤンさんの訴えに呼応し「絶対に忘れてはいけないし、忘れません」「胸が痛い。でも記憶せねばならないことだ」「つらい歴史を繰り返さないためにもしっかり記憶しよう」といった声が集まっている。

また、「僕も試写会で見た。個人的には映画はイマイチだったけど、軍艦島の被害者について知らしめることには成功したと思う」「この作品をきっかけに、これまで知らなかった間違った歴史について深く反省する時間を持ちたい」とのコメントや、「僕らの過ちも忘れてはならない。韓国の教科書に、ベトナム戦争での残忍な行いについては書かれていないよ」と、韓国の「正しい歴史」に言及するユーザーもいた。(翻訳・編集/吉金)