iQOS、プルーム・テック、グローよりマニアックで爆煙?ミニ四駆みたいな電子タバコ「VAPE」ってなんだ?(世永玲生)
こんにちは!IQOS、グロー、プルーム・テック等の「加熱式タバコ」盛り上がってますよね!
IQOSとグローは似た方式で、タバコの葉を加熱して、その成分を吸うという仕組み。

一方、プルーム・テックはいわゆる電子タバコ「VAPE」と同じ仕組みで生成されたミストをたばこカプセルを通して吸う仕組みになっています。

各社の「加熱式タバコ」は長期間に渡り、売り切れが相次ぐ状態で、試してみたくてもなかなか試すこと自体が出来ないのが現状ですよね。

でも、「ヴェポライザー」や電子タバコ「VAPE」なら種類も豊富な上に入手が容易ということで、「ヴェポライザー」と「VAPE」を楽しんでいる人が日本でも徐々に増えてきています。

ということで、今回は「VAPE」をまだご存じない方向けに簡単に「VAPE」を紹介させて頂きます。
なお、この記事は非喫煙者に「VAPE」の吸入を勧める記事ではなく、あくまでも「加熱式タバコ」ユーザーに対して「VAPE」を紹介する記事ですので予めご了承下さい。

VAPEっていったいなに?

VAPEとは、コットンに染み込んだ「リキッド」が加熱したコイルにより「ミスト」となったものを吸引する仕組みのガジェットです。

「リキッド」は様々なフレーバーの味がついた液体であり、植物性のVG(ベジタブルグリセリン)とPG(プロピレングリコール)の2つまたはそれらを混合したものが流通しています。

Witchers Brewブランドの「Blackbird」(タバコ味)やTeaUp Vaporyの「Honey Black Tea」(紅茶味)などを僕は好んでいますが、スイカ味や梅味、そしてポップコーン味から、ドーナッツ味とありとあらゆるフレーバーのリキッドが存在し、僕が把握しているだけでも数千種類の「リキッド」が通販で容易に入手可能です。

どんな見た目なの?



こんな見た目です、上にある筒状のものは「アトマイザー」といい、リキッドを保持し、ミストを発生させる装置です、その下にある四角いボックスは「MOD」といい、このMODの場合は、アトマイザーに電力を供給するバッテリーと、ワッテージを調整する基板が内蔵されています。

自分は初級者なので、「テクニカルMOD」という基板入りのMODを使っていますが、中・上級者向けには「メカニカルMOD」というものが存在します。

その際には、アトマイザーとの相性や、アトマイザーのΩ等々、気をつける点が多々ありますので、これから始める方は、Evolv社のDNA 60基板が搭載されたMODを買っておくのが無難でしょう

アトマイザーには大きくわけてカートリッジ式のタンク型のものと、自分でコイルを巻くタンク型のRTA(Rebuildable Tank Atomizers)、とRDA(Rebuildable Dripping Atomizers)が存在します。

この写真のアトマイザーはRDAというタイプで、都度筒の蓋を開けてリキッドを注入し、ミストを発生させる仕組みで、フレッシュなフレーバーを楽しめるのが特徴です。

どうやって吸うの?

まず、コイルをコイルジグという工具で巻きます。太めのマイナスドライバーで巻いても構いません。
竹串で巻いている友人もいます。

今回はタイトル通り「爆煙」を目指したいので0.25Ωあたりを狙って巻いていきます。

このアトマイザーはGeekVapeの「Tsunami RDA」というモデルで、低価格ながらコイル直下にエアフロー(空気供給口)がある構造から、「味が出る」ことで知られているのですが、コイルを2つつけることが可能な「Dual」(またはParallel)モデルなのでコイルは2つ巻かないといけません。


コイルをアトマイザーに2つ設置してから、Ωチェッカーでチェック。0.22Ω。うーん。ちょっと数値が低すぎました。ちなみにもう1巻き位余分に巻けば0.25Ω以上になったでしょう。

このΩの値は通常は0.3Ω以上を心がけた方が安全です。
僕はあまりMODの出力を出さず、更にチェイン(連続吸い)はしないタイプで、かつ今回はロングタイプのアトマイザーを使っているので0.22Ωでそのまま行きましたが、短いタイプのアトマイザーを使う際には0.5Ωあたりを狙っていってます。

僕がVAPEを始めた2014年の頃は、1.8Ω程度のコイルでも低抵抗と呼ばれていましたので技術の革新と共に安全性も高まっていると言われてはいるのですが、「火傷」の危険性もあるので注意に越したことはありません。
ということで、テクニカルMODに安全装置が入っているとは言え、迷ったら0.5Ω以上で行きましょう。それが一番安全です。

ちなみに僕が利用している「Lost Vape EPetite DNA 60 Box Mod」はスペック上は0.15Ωまで対応していますが0.15Ωでは流石に怖くて使う勇気がありません。



一般的に味を求めるなら1Ω前後、煙の量を求めるなら0.3Ωと言われていますが、大丈夫。どっちにしても煙の量で悪目立ちし、喫煙所での視線は感じます。

このチェックの段階でΩの値が上下にブレたり不安定な場合は、コイルの設置の際のネジ締めや、アトマイザーについているピンが緩んでいる可能性があるので、最新の注意を払って各部位をチェックしましょう。

ちなみに、このΩチェッカーはほとんどの最近のテクニカルMODには内蔵機能として搭載されています。


Ωチェックが終わったら今度は「焼入れ」です。

吸入時に使う、「パフボタン」を押して通電させることでコイルを熱し柔らかくなった状態でピンセットで挟み成形します。

これにより、コイルについている余分な手の油等々が飛び、耐熱のセラミックピンセットで形を整えることでホットスポット(熱の偏り)が除去されます。

注意点ですが、この際に金属製のピンセットを使うと、ショートしてまうので気をつけて下さい。

通電していない間は当然金属のピンセットでも成形可能なので、通電のオンオフを巧みに操り、あえて金属のピンセットで全行程を行う上級者もいますが、素直に初心者・初級者はセラミックピンセットを使いましょう。

通電前に金属ピンセットで表面を優しく擦ると良いっていう話もあります、「メカニカルMODだと流れる電気の質が違うから美味い」と言った話が有るくらい、スピリチュアルな側面もVAPEの世界の一面ではありますので、その辺は信じる人は是非試して下さい。

実際に撫でるだけで、ホットスポットを激減させるコイルなつかせの名人が自分の友人に存在します。


さて、焼入れが終わったら今度は「コットン」をコイルの穴に通します。
「全体的にほわほわ、コットンの太さは穴に隙間が無いくらい」を僕は狙っていきます。
ハサミを使う人も多いのですが、僕はこの辺しっかり手を洗った上で手だけでやっちゃいます。

両方にコットンを通したら、ピンセットで簡単に整形します。リキッドつける前だとこんな感じです。
アトマイザーの下にあるジュースウェルと呼ばれるリキッドを貯めておく窪みにコットンを上手く収めて、蓋をして終了。

ちょっとボリュームが多すぎの様に見えますが、Tsunamiの場合エアフローの関係上それなりにボリュームが多めな位がコットンの焦げ付きも防げ、味も出るので敢えてこんな感じにしてます。
この様に「コットン」一つをとっても自分の好みにあわせてカスタマイズ出来るのがVAPEの面白さでもあります。

「美味ければいいんだよ」

的なマッチョな発言をする人がVAPEの世界では多いですが、そういう人たちもそこにたどり着くまでは様々な試行錯誤を繰り返しているもんです。

このコットンの質やボリューム、成形の仕方ですが、その結果で目に見えてリキッドの味は変化します。

先程のコイルの巻き方やΩ、そして出力、アトマイザーの種類や、吸口の「ドリップチップ」これらの組み合わせで最高の味を追い求め始めると「VAPE沼」の第一歩です。

僕の知人は「kayfun v3 」という高級アトマイザーに「3年以上有機栽培を続けた畑でとれたオーガニックコットン」でVAPEを堪能してますが、それに飽き足らずウクライナからチタン製のアトマイザーを取り寄せました、これが「VAPE沼」です。

さて、アトマイザーにリキッドをまんべんなく垂らしたら、VAPEのミストを楽しむことが出来ます。
パフボタンをおして一服。

(この動画は紹介したアトマイザーの窓付き同モデルです。)

こんな感じの煙が出ます。
うまい・・・味が出てる・・

紅茶の香りに・・包まれる・・・

さて、ここまでの説明でVAPEに興味を持っていただけた皆さんにVAPEガジェット事情などを続けてご紹介します。

どんなデザインのVAPEがあるの?

GearbestやFastTechと言った海外通販サイトには各種様々な「VAPE」の品揃えを確認出来ます。

ざっとMODだけでも100種類以上、アトマイザーやドリップチップ(吸い口)等をあわせると1000では足りない数の関連商品がラインナップされています。

アーティスティックなイラストが特徴の「Asvape Michael VO200 TC Box Mod」や


激渋な「ATHENA Pride 75W」等、ガジェット好きなら1日見ていても飽きないと思われます。

ボディに天然木や天然石を使ったもの、希少な皮革をふんだんにあしらったもの探せば探すほどあなたにぴったりの1品に出会えることでしょう。

その際に初心者の方は「DNAチップ」や「VOチップ」等、定評のあるチップを使った「テクニカルMOD」を選ぶようにすると良いかと思われます。


アトマイザーも、今一番正解に近いRDAと言われているオールチタンのウクライナtitanium modsのプロダクト等、芸術作品と言ってもいいレベルの物が次々とリリースされています。

更にドリップチップも形状や長さ、材質が違う様々な商品はもとより、ハンドメイドの一品物が国内外で販売されています。

これらを組み合わせて、自分だけの「1本」が作れるわけです。

さて、こんなミニ四駆みたいな「VAPE」の世界、加熱式タバコをご利用の皆さんにも興味を持っていただければ幸いです。

なお、VAPEを始める際には、詳しい周りの友人や、専門のVAPE SHOPでまず相談することをおすすめします。あと喫煙・VAPEは20歳から。ということで「VAPE」のご紹介でした。