知ってた?ジェラードはリヴァプール時代、公式戦で背番号「08」をつけていた

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本田圭佑がパチューカで選んだ背番号が話題になっている。

そのナンバーは…

なんと「02」!

一桁の数字でありながら十の位に「0」がつくこの背番号は世界的に見ても珍しく、レギュレーションが寛大なメキシコリーグだから可能な選択である。

例えばJリーグの「ユニフォーム要項」では、背番号に関して「0は不可とし、1をゴールキーパー、2〜11をフィールドプレーヤーとする。12以降はポジションと無関係とし、50までは欠番を認める」という文言があるが、やはり「02」といった特殊な数字の使用は認められていない。

世界的に見ればこちらがスタンダードであり、どちらかと言うとメキシコが例外と言える。

しかし、実は日本のファンがよく知る選手も一度だけこの「0x」番をつけて公式戦に出場したことがあるのをご存知だろうか。

リヴァプールの象徴であるスティーヴン・ジェラードが2006年のプレミアリーグでつけていたナンバーがこちら。

なんと、「08」をつけていたのだ!これは意外と知られていないはず…。

この試合は記念試合などではなく、れっきとした公式戦。2005-06シーズンのプレミアリーグ第31節で実現したリヴァプール対エヴァートンのマージーサイドでの一枚だ。

では、なぜこのような特別な仕様が認められたのだろうか。

実はこの時リヴァプールは、一年間にわたり欧州の文化的行事を集中的に展開する事業「欧州文化首都」の開催地に選ばれていた。

その開催年が2年後の2008年であり、普段は8番をつける両チーム選手の背番号が「08」になったというわけだ。

公式戦でこうした特例の措置が取られるのは非常に珍しいことであるが、ジェラードはわずか18分で退場処分となっているのだからなんとも締まらない話だ…。

それでも、1試合限定ということで今では「超」が付くほどプレミアの品になっている。なお、エヴァートンのジェームズ・ビーティーの背番号も「08」になっていた。