ここ1週間ほどTwitterで盛り上がっている「スパゲッティ論争」を知っていますか?はっきり言っちゃえば、本当はどーでもいい話。きっと、発祥地のイタリア人にとってみれば。

スパゲッティは複数形
1本ならば「スパゲット」だ

spaghetto(スパゲット)

名詞
複数形はspaghetti(スパゲッティ)
・スパゲッティをフォークで1本だけすくい上げた状態

ことの発端は、米ボストン在住のハンドルネーム@caroramseyが発見(?)したという、このツイートから。

要するにスパゲッティ(spaghetti)って呼ぶけれど、あの麺を1本だけフォークですくい上げたら、それは「スパゲット(spaghett)」なんじゃないか。それが@caroramseyの主張。

なぜ、こんな言い回しになるかは、イタリア語を勉強したことある人ならば理解できるはず。本来スパゲッティって、イタリア語でいうところの複数形。名詞の性や数で語尾の音が「i」や「e」に変化するという、文法上の性質から。

スパゲッティにも単体の呼称があるべき、ということなんでしょうけど……。いったい、どのタイミングで使うのやら。あ、茹で加減をみるときだったり!?

ちなみにイタリア語にもちゃんと「spaghetto」は存在するそうです。ただし、ほとんどみんなスパゲッティ1本としては使わないそうで、ひょろひょろっとした細身の人を形容するときに、こう表現することもあるんだとか。

スパゲッティじゃダメなんですか?

このツイートがなされてから、数時間と経たないうちに続々と軽やかなツッコミが入ってくるんですが、これがなかなか的を得ていて(笑)。かいつまんで紹介すればこんな感じ。

「いやいやいや、そもそも1本だけを強調するようなタイミングある?」

「これは考えさせられるネタだね」

「夕飯に超〜長いスパゲッティが1本だけ出てきたら、それそこがスパゲットだ」

「『わんわん物語』に登場するシーンのアレか?」

「つまりはパパラッチもパパラッチョでないと」

パスタの一種でありながら、かつて多くの日本人も親しみを込めて呼んできたスパゲッティ。でも、いまその呼称を使うと、なぜかダサく聞こえるという悲哀。たとえ、それが単数系だったとしても……。

それでも、こういう議論が集まり、それが大きく発展していくところにSNSのおもしろさがあるようにも思うのです。

Licensed material used with permission by Caroline Ramsey