自動車レースへの参加が、 会社の若さの証明になる(前編)

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カレラカップジャパンはポルシェによる自動車レース。自分で走るレースとして近年とくに人気が高まっている。楽しみというより本気度が高い、と参加者は言う。

父親のすがたを見てレースを始めるきっかけに

 いまは自動車だけ売っていればいいという時代ではない。かつてある高級スポーツカーメーカーの社長がそう言っていた。

 ここで紹介するレースのように、顧客をいかに楽しませるかが大事だそうだ。それを“経験を売る”などと表現する。

 ポルシェ・カレラカップジャパンを観ていると、そのことが理解できる。参加しているひとたちの誇らしげで楽しげな顔が、なによりの証明だとかんじる。

 ここで取材した内山清士さん(41歳)はカレラカップのレースを始めて2017年で3年めになる。きっかけは父親がやはりポルシェで「964の頃のカレラカップ」に出走していたためだという。

「高校生のときレースをしている父親の真剣な様子を見ていて、いずれ自分もやりたいと思ってきました」

 快晴のレース場で会ったとき内山さんはそう語った。パドックといってレース出走前の車両の調整を行う場所では、内山さんが代表を務める「エヌケーレーシング」のゼッケン25番のポルシェ911が。メカニックが入念に車両の最終点検を行っていた。

 カレラカップはワンメイクレースといい、参加者は同じ条件でのレースが義務づけられている。

 市販の911をポルシェ本社がレース用にチューニングしたのが911GT3カップ。

 費用もそれなりにかかる。 

 カップカーと通称される車両は新車だと約2000万円。レースにエントリーするのに350万円。加えてメカニックなどスタッフへの支払いや車両の運搬や、さらにレースで好成績を出すためにも出費が必要となる。サーキットで日頃から練習をしなくてはならないからだ。

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