公然わいせつの32歳男が逮捕(画像は『Hindustan Times 2017年7月23日付「Delhi: Driver held for masturbating in front of 33-year-old German woman」』のスクリーンショット)

写真拡大

残酷な暴行から痴漢まで様々な性犯罪が多発しているインドで20日、散歩中の女性の前で突然見知らぬ男が自慰行為を始めるという事件が発生した。だが被害者女性の冷静な対応によって証拠が押さえられ、犯人逮捕に至ったという。『Hindustan Times』など複数のメディアが伝えている。

20日の午後2時45分頃、デリーのジャワハルラール・ネルー大学の博士課程に在籍する33歳のドイツ人女性が、デリー南部の高級住宅街グレーター・カイラッシュ2地区の公園で犬の散歩をしていた時、じろじろと眺めてくる男に気付いた。

女性はしばらく立ち止まったものの、特に反応せず再び歩き始めたところ、男は女性を見つめたままズボンを下ろし自慰行為を始めたという。

こうした場面に出くわした際、驚愕しその場から逃げ出す、あるいは何も見なかったことにする女性は多いであろう。しかしこの女性は怯むことなく男の前に立ちはだかり、叫び声をあげた。すると男は怯んだのか、公園脇に停めていた自分の車に逃げ込み立ち去ろうとした。だが女性は男を追いかけてその車をスマートフォンで撮影し、警察に通報した。

この写真には車のナンバーが撮影されていたため所持者はすぐに判明したが、犯人とは異なる人物であり、車はすでにデリーから約60キロ離れたパルワル地区のホダル村に住む男性に売却されていた。

その後、警察官はホダル村で車の新所有者から事情を聞き、事件発生時に車を運転していた、彼の運転手を務める32歳の男タルン・クマールを逮捕するに至った。

取り調べに対し、クマールは現場にいたことを認めたものの道路脇で立ち小便をしていただけだと主張した。だがその後、女性を精神的に蹂躙してやろうとして自慰をしたことを認めた。

インドで頻発する凄惨な性的暴行事件に比べ、女性に身体的な被害がなかったため大したことはないと思われるかもしれないが、このような場面に出くわしてしまった女性の心境はいかばかりのものか。だが怯むことなく毅然と対応した女性に対し、警察からは「彼女は被害者ですが、同時に事件解決のヒロインでもあります」と称賛の声があがっている。

画像は『Hindustan Times 2017年7月23日付「Delhi: Driver held for masturbating in front of 33-year-old German woman」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)