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特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズ最新作のタイトルが、『仮面ライダービルド』であることが明らかになった。日本語で「創る。形成する。」という意味の「ビルド」を名に冠する新たな仮面ライダーは、2つの成分を組み合わせて、あらゆる姿に変身する。9月3日より放送がスタート。

「平成ライダー」シリーズ第19作目となる本作の主人公は、なんと「天才物理学者」。戦いにおいてもまるで「実験」をするかのように、変身ベルト「ビルドドライバー」に、変身アイテム「フルボトル」を2本装填することで変身する。フルボトルには「動物」や「機械」など、多種多様な成分がこめられており、それらの能力をボディに宿してビルドは戦う。ビジュアルでは、基本フォームと合わせて専用マシンも公開された。ビルドが身につける「ビルドドライバー」には大きなハンドルが付いており、果たしてどのようにして変身するのかも気になるところだ。

さらに、2本のボトルの組み合わせの中には効果的で強力なパワーを発揮することができる、ベストな組み合わせ=「ベストマッチ」が存在し、必殺技を繰り出すことが可能となるという。

なお、ビルドの基本フォームは「ラビット」と「タンク」の組み合わせで変身する「ラビットタンクフォーム」。ウサギの跳躍力と戦車のパワーをあわせ持つフォームで、これは一見すると相反するようにも感じられるが、その能力が組み合わさったとき、果てしない力が生まれる。この"一見相反するように感じられる"組み合わせが、ビルドの魅力の一つになっているようだ。8月5日公開の映画『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』にて、動く仮面ライダービルドの姿をいち早く見ることができる。

監督は、『仮面ライダーアギト』『龍騎』『555』『W』、さらには『アマゾンズ』など、数多くの「平成ライダー」作品を手がけてきた田崎竜太氏が参加することが発表された。脚本は『電車男』や『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』など、テレビドラマで活躍する脚本家の武藤将吾氏。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『機動戦士ガンダム00』などのアニメ作品をはじめ、特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズでも『ウルトラマンネクサス』や最新作『ウルトラマンジード』の楽曲を手がける川井憲次氏が音楽を担当する。クリーチャーデザインは篠原保氏、アクション監督をジャパンアクションエンタープライズの宮崎剛氏。特撮監督を特撮研究所の佛田洋氏が務める。エッジの効いた実力派のスタッフたちが、果たしてどのような"ベストマッチ"を見せてくれるのか、その点も期待だ。キャストについては8月2日の制作発表で明らかにされる。

○『仮面ライダービルド』あらすじ

火星で発見された謎の箱――「パンドラボックス」を開こうとした瞬間、突如出現した巨大な壁から物語ははじまる。「スカイウォール」と呼ばれる壁によって、日本列島は三つに分断され、それぞれに「東都」「西都」「北都」という首都が生まれた。そのうちの「東都」には「スマッシュ」と呼ばれる未確認生命体が出現……。人知れず人類を窮地に追い込んでいた。そのスマッシュの前に立ちはだかる一人の青年、その腰にはベルトが巻かれ、彼の手には不思議なボトルが握られていた。「変身!」――天才物理学者の青年は仮面ライダービルドに変身して、スマッシュに立ちむかうのだった!

○武藤将吾氏コメント

きっかけは、息子でした。偶然一緒に観たニチアサに衝撃を受けると同時に、これまで「平成ライダー」に触れてこなかった己を猛烈に悔やみました。

それからというもの、クールかつハードな第一期に酔いしれ、娯楽性を追求した第二期に興奮し、気づけば「平成ライダー」を熱く語るオッサンになっていました。

第19作。「仮面ライダー」の歴史の重みを真摯に受け止め、最大級の敬意を表すとともに、これまで培ってきたノウハウを活かして、子供も大人も燃える作品を志していきます。

一年間、どうぞ宜しくお願いします。

○田崎竜太監督コメント

「平成ライダー」史上最高IQを持つ主人公が、史上最大のスケールを持つ作品世界に戦いを挑みます。三つに割れた世界を再び一つに戻せるのか? 戻すことは正しいことなのか? 多くの「平成ライダー」を演出してきましたが、『ビルド』の仕掛けの斬新さに興奮を禁じ得ません。

今作はシリーズ第19作目にあたりますが、それは19分の1という意味ではありません。オンリーワンの面白さを持つ『仮面ライダービルド』が新しいニチアサの第一歩を踏み出します。

仮面ライダービルド』9月3日より毎週日曜あさ8時〜8時30分放送。10月からは毎週日曜あさ9時〜9時30分の放送となる。

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