25日、韓国南西部の都市・光州で発生した高校生による集団暴行事件で、助けを求めた被害生徒の保護者に対し、警察が驚きの「塩対応」をしていたことが分かった。写真は韓国の警察車両。

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2017年7月25日、韓国南西部の都市・光州(クァンジュ)で発生した高校生による集団暴行事件で、助けを求めた被害生徒の保護者に対し、警察が驚きの「塩対応」をしていたことが分かった。韓国・YTNなどが伝えた。

光州警察署と青少年暴力予防財団などによると、光州に暮らす高校1年のA君(16)は、中学時代の同級生ら12人から2年間にわたって過酷ないじめを受けていた。いじめは、A君を公園の遊具に縛り付けて金銭を奪う、モーテルに呼び出してA君を裸にさせ、その画像をSNSで友人らと共有するなど過酷なものだった。これにより明るい性格だったはずのA君には情緒不安定の症状や認知機能の低下が表れ、モーテルでの一件直後には自殺の兆候までみられたという。

同級生らの脅迫行為は、A君の家族らが警察に被害を届け出た後も続いた。同級生が「預けておいた服を取りに来た」と夜中にA君の自宅前をうろついた際には、保護者は女性・青少年課の担当警察官に助けを求めたそうだ。しかし休日だったことから電話はつながらず、翌日になってこの警察官から「服を受け取りに来たと言うなら、服を返せばいいのでは?」というメールが届いたのみ。この仰天の「塩対応」に、A君の保護者はとうとう「警察は信じられない」と検察に陳情書を提出した。

現在、警察の対応は以前に比べて改善したというが、A君の保護者は「近所に住む加害生徒に会わないよう、来月引っ越しする予定」と話している。

このいじめ・暴行騒動は韓国で大きな話題となっているが、今回明らかになった警察の対応に、ネットユーザーからは「警察も大々的な改革が必要な集団」「韓国の警察はまだまだ。不親切だし公務員が一番偉いと思ってるみたいだし…」「助けを求めてきたらしっかり仕事しようよ」と非難の声が多く上がっている。

また、韓国の現実について「結局のところ、被害者が加害者を避けて逃げるように引っ越すしかないのが現実」「悲惨な現実に胸が締め付けられる」と嘆くコメントや、「いじめるやつは避けられるともっといじめる。戦わなきゃ」「これが韓国の警察。力のある人には何も言えず、力のない人には強気。被害に遭わずに生き残るには勉強を頑張って」とのアドバイスも寄せられた。(翻訳・編集/松村)