25日、先ごろ老衰のため亡くなった韓国の元慰安婦・金君子さんの葬儀には、韓国政界の要人や俳優らが駆け付けたと日本でも報じられたが、こうした中、葬儀場で撮られた国会議員らの「記念写真」が物議を醸している。写真は金君子さんが暮らしていたナヌムの家。

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2017年7月25日、先ごろ老衰のため亡くなった韓国の元慰安婦・金君子(キム・グンジャ)さんの葬儀には、韓国政界の要人や俳優らが駆け付けたと日本でも報じられたが、こうした中、葬儀場で撮られた韓国の国会議員らの「記念写真」が物議を醸している。韓国・イーデイリーなどが伝えた。

問題の写真は25日、韓国のネット掲示板やSNSで公開され広まった。写真のセンターに写るのは、金さんの葬儀場を訪れた与党・共に民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)・孫惠園(ソン・ヘウォン)両議員。2人とも両手の親指を「グー」という感じで立てて満面の笑み、周りに写る10人ほどの弔問客たちも親指を立てたりピースサインをしたり、公開された写真ではモザイク処理してあるものの、やはりカメラに笑顔を向けているようだ。

写真の笑顔は、多くの人を集めた達成感から出た表情なのかもしれないが、ネット上では「弔問に行ってVサインまでして写真を撮るなんて」「葬儀場は証拠写真を撮る場じゃない」「人として、親指を立てるのはなしだろう」「これは絶対あり得ない。議員辞職に値する」など、一行の行動をマナー違反や常識外れだと批判する声が相次ぎ上がっている。

また、「まるで誰かのファンミーティングをほうふつとさせるよ」「言われなければ、まるで祭りに出掛けた人たちの写真かと思う」「まさか芳名帳に『ありがとうございます』って書いてないだろうな」などの声も。

さらには「ひどい。これが国と言えるか?」「こんな人の道に背く行動がニュースにならずSNSで広まるなんて、この国はいまだにまともじゃなさそうだ」と、国会議員の「非道」を国の問題として捉える意見もあった。

こうした批判を受け、孫議員は「記念写真」を撮ったいきさつについて「金君子さんの葬儀場に弔問客が少なく寂しいという話を聞き、心ある人は一緒に弔問しようとフェイスブックで呼び掛けた」「(午後)10時を過ぎても残っていた人たちと一緒に写真を撮った」と文書で説明。また、「追悼の雰囲気に合わないポーズをした点は軽率だった。その場を片付けて最後に撮った写真で緊張感がなかった。おわびする」と謝罪の意を表明した。(翻訳・編集/吉金)