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東武鉄道はこのほど、鬼怒川線の橋梁や跨線橋など栃木県日光市にある7件の建造物について、国の登録有形文化財への登録が決まったと発表した。

登録される建造物は、東武日光線開通時の姿を残す下今市駅旧跨線橋、鬼怒川地域の石材を活用したと考えられる玉石積の駅プラットホーム(大谷向駅・大桑駅・新高徳駅・小佐越駅)、明治時代の輸入桁を転用した砥川橋梁。大谷向駅プラットホームは上り線・下り線をそれぞれ1件として数える。いずれも昭和初期を中心に建造された。

一例として、下今市駅旧跨線橋は東武日光線が新鹿沼駅から下今市駅まで延伸された際に建設されたもので、1929(昭和4)年の完成。鉄骨造で屋根は切妻造スレート葺きとなっており、昭和初期の景観をそのまま今に伝える。1946(昭和21)年に建造された砥川橋梁は、1897(明治30)年に当時の日本鉄道磐城線阿武隈川橋梁として架設されたトラスのうち1連を転用したもので、明治期にさかのぼるトラス橋の貴重な遺構だという。

鬼怒川線下今市〜鬼怒川温泉間では、8月10日からSL「大樹」が運行開始される予定。東武鉄道はこれらの建造物を地域の財産として活用することで、SL復活運転の目的のひとつである鉄道産業文化遺産の保存と活用を推進するとしている。