縁結びや恋愛の神社と言えば、出雲大社をはじめ日本全国大小いくつもあります。かくいう筆者も学生時代は京都の地主神社にお詣りしていました。

全国各地にある縁結びや恋愛の神社はそれぞれ祀る神様は違いますが、御祭神が『恋命(こいのみこと)』という「恋愛の神様」を祀る神社が九州にあるのをご存知でしょうか?神社の名前は恋木(こいのき)神社。恋木神社は全国でもめずらしく一社のみ。福岡県筑後市にある水田天満宮の末社として建立された鎌倉時代からある、由緒正しい神社なのです。

恋木神社の「木」は東を意味しています。実は水田天満宮は太宰府天満宮と同じく菅原道真公を祭神とする天満宮なのです。菅原道真公が太宰府で生涯を終えるまで、都の天皇・妻子を思い京のある東を想っていたと云われ、その思いやりのある道真公の御心を慰めるために祀られた神社が恋木神社と云われています。ということで、雨の合間を抜けて、恋木神社へ行ってまいりました。

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まずは朱色の鳥居をくぐって水田天満宮へ。こちらは先ほども書いた通り菅原道真公を祀る天満様なので太宰府天満宮と同じく牛がいました。大宰府の牛は撫でると頭が良くなると言われていて、お詣りの時は並んで撫でまわすのですが、こちらはそうではないもよう。まずはしっかりと水田天満宮にお参りをして、その裏にある恋木神社に向かいます。



恋木神社にはハートの石灯篭があります。これは2つあり「良縁成就 恋木石灯籠」とよばれています。大晦日の日やお祭りの日には灯りがともされるそうです。ハートの灯りが揺れるってなんだか神秘的ですよね。参道には水田焼という陶板でデザインされたハートの石が埋め込まれていてこちらも可愛い。

参道から右手を見ると「幸福一位の木」というものが目に入りました。この一位の木を左・右・左と三度回ると幸福が訪れるのだそう。この「左・右・左」は参拝の時の手をすすぐ順番でもあり、先日別の編集部員が「太陽の道」を探しに行った先の神社にあった「茅の輪」のくぐり方とも同じですよね。


話は逸れましたが、幸福一位の木の周囲をぐるり。この回る足元にもハートの石が敷かれていて歩くのが楽しい!しかも木の根元にもハートの形に石が敷き詰められているのです。ここまでハートが多いと数えたくなってしまいますがきっと大変なことになるので先へと進みます。


境内の手前には夫婦雛があります。女性は夫雛を、男性は婦雛を、恋人同士・夫婦で参拝の場合は夫婦雛を撫でるとご利益があるのだそう。この夫婦雛の前では毎年7月7日の午後2時から「恋むすび祭」が行われています。今年も豪雨の直後でしたが無事に行われたそうです。行った時にはまだ祭りの短冊が受付られていて、訪れた女の子たちがハートの形に短冊を結んでいました。




さて、お参りの前に手をすすぎます。恋木神社のお手鉢は、昭和初期かまぼこ工場にあった石臼から作られたもの。これはかまぼこが板についているから。「板につく」と良縁を願ったものなのです。こんなところにまで縁むすびの仕掛けがあるのが素敵ですね。

残念ながら恋の願いはないので、オタクらしく自分の推しキャラクターの幸せを神社に祈願し、ハートのお守りを買おうとしたところで可愛い御朱印帳を発見しました!後ろのハートの色がブルーとピンクの2種ありましたが、ここはピンクを選択しました。



お詣りも済ませたことですし、境内を後にしようとしたところで『恋グルPASS』(100円)というものを発見。そういえば久留米から恋木神社へと向かう道に「恋グルメ」の旗が立ったお店を見かけていたので早速購入してみました(水田天満宮で購入の際はお賽銭として納めます)。JR羽犬塚駅を中心にした恋のグルメが紹介されていて、最後のページには店舗ごとで受けられるサービスやお土産の情報が載っています。

お腹も空いていたこともあり、まずは川の駅船小屋に行ってみましたが、残念なことに恋グルが売り切れていたので近くにあった足湯に入りました。ここは船小屋温泉と呼ばれる温泉地ということもあり、無料の足湯は親子連れだけでなくカップルにも人気です。30度ぐらいの少し冷たい炭酸泉で疲れを癒したところで、次の恋グルを探しに行きました。



次に訪れたのは、30センチの恋パフェが食べられるWoodyさん。こちらはパフェに2人分のドリンクがついてくるのでカップルでシェアして食べても、女の子同士で食べても楽しい。しかもカップはハート型なのです♡30センチのパフェは意外に手ごわく、1店目でお腹いっぱいになってしまいましたが、パスポートを見せてお土産をゲットしました!

恋木神社は九州新幹線筑後船小屋駅とJR鹿児島本線羽犬塚駅の中間地点、3月3日と11月3日には「良縁成就祭」7月7日には「恋むすび祭」が行われます。いずれの神事も遠方の方がお詣りできる方法があります。詳しくは恋木神社のホームページをご覧になってくださいね。

<参考>
恋木神社HP

(天汐香弓 / 画像・編集部撮影)