Image: © 2017 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.


サンディエゴで開催された「コミコン」ことComic-Con 2017で、2019年を舞台にした映画『ブレードランナー』と、その30年後を舞台にした今年公開の続編『ブレードランナー 2049』との間に起きた出来事が明らかになりました。内容としては、寿命の長いレプリカント、EMP爆発による世界の崩壊、レプリカント禁止法など……。

以下より、年表でご覧ください。



2019年:映画『ブレードランナー』の時代。リック・デッカードがレイチェルという名のレプリカントと共にロサンゼルスから逃れる。

2020年:タイレル・コーポレーションが、より寿命が長い新たなレプリカントモデル、ネクサス8Sを発表(続編でデビッド・バウティスタが演じるのもそれ)。

2022年:EMP(電磁パルス)爆発により世界規模の停電、世界中で大規模な崩壊が起きたよう。

2023年:レプリカント禁止法が施行される。

2025年:新たな企業、ウォレス・コーポレーションが世界の食糧危機を救い、強大な力を持つ。

2030年:レプリカント禁止法が廃止される。

2049年:続編『ブレードランナー 2049』の時代。地球上の生命は限界に達し、社会はレプリカントと人類に分断される。


この内容は、コミコンの『ブレードランナー 2049』関連イベントで、映画のキャストたちが壇上に上がる前に公開されたグラフィックに記されていたもの。

続編のメガホンをとるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によると、『ブレードランナー 2049』で描かれる世界は前作よりも環境汚染がさらに進んでいるということですが、それ以外のシナリオがここまで明らかになったのは初めてです。2作品の間でのギャップがこれで埋められた…と言うには大雑把すぎる感じですが、それでも『ブレードランナー 2049』の世界が置かれている状況が理解しやすくなりましたね。予告編に写るネクサス8Sやバウティスタが演じるレプリカントについても少し背景がわかるようになりました。

またコミコンのイベントでは、新たな映像も流されています。米GizmodoのGermain Lussierがその様子をこう形容しています。

ライアン・ゴズリング演じるKがウォレス・コーポレーションの巨大なオフィスに通される。レプリカントの女性アシスタントが、どのようにしてウォレスが世界にテクノロジーを蘇らせたのかを彼に説明する。

女性アシスタント「これは私たちの成し遂げた一部でしかありません」

女性アシスタントが「記憶装置」だという小さな銀色の球が複数入った引き出しを開く。ほとんどのレプリカントの記憶は世界停電の時に損傷を受けたようだが、いくらかの断片はそれらのボールとして残ったようだ。レプリカントは一つを取り出し、小さな穴に入れると、動画が写る。

目のクロースアップだ。リック・デッカードがヴォイト=カンプ・テストをしている前作での会話が聞こえるので、これはたぶんレイチェル(前作に登場する女性レプリカント)の目だと思われる。しかし音声は破損しており、理解するのは難しい。Kは、「彼女は挑発しようとしているようだ」と言う。女性アシスタントは「時には個人的な質問をされるのもいいものだ、元気づけてくれる」と語る。レプリカントはおしゃべりを続けようとするが、Kは遮る。そして「ウォレスさんに時間を取ってくれて感謝していると伝えてくれ」と皮肉そうにうなり、歩み去る。

どうやら『ブレードランナー』で起きた出来事も続編にとって重要な事のようです。ゴズリング演じるキャラクターのKがデッカードを見つけようとしているのもそれがきっと理由でしょう。でもデッカードは2019年にレイチェルと共に逃げてから30年の間、なにをしていたのか。きっとレイチェルの助命をしようとしていたに違いありませんが、Kによるデッカードの捜査の課程でバウティスタが演じるより寿命の長いネクサス8Sが出てくるとすれば…もしかしたらデッカードは新型ネクサスの力を借りてレイチェルの助命に成功していたりとかもするのでしょうか?

いろいろと考えちゃいますが、その答えが明らかになる映画『ブレードランナー 2049』の全国公開は10月27日です。

・映画『ブレードランナー 2049』新予告編を徹底解説。デッカードは誰に追われていたのか?

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Source: YouTube

Germain Lussier - Gizmodo io9[原文]
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