犬の爪切りについて

みなさんは愛犬の爪切りは、どれくらいの頻度で行っていますか?
爪切りを自宅で行わない場合は、トリミングの際にトリマーさんにお願いして切ってもらっている方が多いと思います。
しかしトリミングに連れて行く周期が2ヶ月、3ヶ月、さらに半年に1回なんて長い周期だったら爪はどうなってしまうでしょうか。
伸びっぱなしになった犬の爪は「巻き爪」になります。特に狼爪は地面に接しないため、地面で削れて短くなることはないため、あっという間に伸びてしまいます。
また自宅で爪切りを行なっている方は、狼爪の存在に気付かずにいて、知らないうちに巻き爪になってしまっていたというケースが多々あります。

犬が巻き爪になったときの症状

犬が巻き爪になったときの症状としては、

歩くと痛みを伴う痛みから足をかばって歩く肉球に爪が刺さる爪が刺さった肉球が化膿する爪の血管が伸びてしまう伸び切った爪が毛布などに引っかかって折れてしまい出血する

などがあります。

犬の巻き爪の治療法

犬が巻き爪になってしまった際の治療法としては、

伸びてしまった爪を適切な長さに短く切る出血を伴う場合は止血する肉球に爪が刺さって傷付けていた場合は肉球の消毒を行う傷口に抗生物質の軟膏を塗る可能であれば傷口に包帯を巻く犬が傷口を舐めるようであればエリザベスカラーを装着する自宅では抗生物質の飲み薬を飲ませ化膿を抑える

などがあります。

犬の巻き爪の予防法

犬の巻き爪の予防法は、適切な頻度で爪切りを行うことです。
爪切りの適切な頻度がどれくらいかは、個体によって違います。
例えば、お散歩中グイグイ引っ張ってアスファルトに爪をガリガリ削るような歩き方をする犬の場合は、あまり爪は伸びないので、狼爪だけを1ヶ月に1回で十分です。
逆にお散歩にほとんど行かずに、家では絨毯や畳の上で生活している子は、爪が伸びるのが早いので2週間〜1ヶ月に1回は全ての爪を切った方がいいでしょう。
見極めるポイントは、犬が歩く際にカチャカチャ地面にあたっている音がするようであれば、爪が伸びているサインです。

犬の爪の切り方

犬の爪には人間同様、根元には血管と神経が通っています。爪を切りすぎてしまうと痛みや出血を伴いますので注意が必要です。

白い爪の場合

白い爪の場合は、白い爪の中に赤っぽい部分が見えます。そこが血管です。そこを切ってしまうと出血してしまいますので、そこを避け赤っぽい部分の手間まで切りましょう。切ったら角を整えていきます。

黒い爪の場合

黒い爪の場合は、白い爪のように外側から見てどこが血管なのか見えません。
一度に切ってしまうと切りすぎてしまいますので、黒い爪の場合は少しずつ角を落とすように切っていくといいです。
最初は乾燥していた爪の断面が少しずつ切っていくと、若干湿っているような爪の断面になってきたり、黒い爪の中に白い芯のような断面になってきたら血管が近い証拠なので切るのを止めましょう。

爪やすり

爪を切っただけだと爪の断面がギザギザしているので、爪やすりを使って丸く滑らかになるようにしましょう。

爪切りに自信のない方はプロに任せる

犬は元々手先や足先を触られることを嫌がります。一度失敗したり嫌な思いをさせてしまうとトラウマになり、爪切りが困難になります。自宅で初めて爪切りを行う場合は、一度に全ての爪切りを行うのではなく、少しずつにしましょう。
またどうしても爪切りが苦手な場合は、トリミングの際にトリマーさんにお願いするか、動物病院で獣医さんや看護士さんに切ってもらいましょう。
動物病院の場合は、飼い主さんの目の前で切ってくれるところも多いので、切り方を参考にしたりコツを教えてもらうのもいいと思います。

犬の爪の数を知ろう

基本的に犬の指(爪)は「前足5本×2」「後ろ足4本×2」あります。
前足の指って4本じゃないの?と思った方はいませんか。
実は犬の指には正面から見えてる4本指から少し離れたところにもう1本指があります。これを「狼爪(ろうそう)」といいます。
この狼爪は後ろ足にも生えている犬もいます。グレート ピレニーズは後ろ足に2本の狼爪が生えています。また、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなども後ろ足に1本狼爪が生えています。
中には狼爪がない犬もいます。爪の数が多くても少なくても異常ではありません。
大切なのは愛犬の爪の数をしっかり把握しておくことです。

まとめ

愛犬が巻き爪になってしまったらそれは飼い主さんの管理不足です。巻き爪はとても痛い思いをします。大切な愛犬に痛い思いをさせないためにも定期的な爪のチェックと爪切りを行い、巻き爪にならないように気を付けましょう。


(獣医師監修:加藤桂子先生)