東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。2017年1月11日のテーマは「妻がピリピリしてる時の対処法」でした。

今、夫婦の「5割」が共働きをしています。そして昨年、働いている共働き主婦の収入が、過去最高を記録しました。同じように仕事をする中、問題となってくるのはやはり「家事や育児の分担」。そして実は、先進国における共働き夫婦の夫の家事・家族ケアの分担率が、世界の国の中で日本は最下位という結果が出ています。日々溜まるストレスによりついついピリピリしてしまう妻、理由が分からず困る夫……世の男性は「妻ピリ」に、どんな形で対処しているのでしょうか。



妻がピリピリしてる時の対処法は?

ピリピリするにはワケがある!ということで、番組では、最初に「妻側」の声を一気にご紹介。ホイットニー・ヒューストンの名曲「ため息つかせて」に乗せて、主婦の方々のこんな声をお届けしました。

「家事を手伝って欲しい時に手伝ってもらえないとか。忙しい時は率先してやって欲しいです。やってくれた時に、『どや! やってやった!』みたいな感じになるのがイラっときますね」

「たまに口調が冷たい時とか。発言自体にイラっとしたりする。『今の言い方無かったんじゃないかな』と思うと、顔に出ちゃいますね。冷たい口調だと嫌です」

「一生懸命夕食作ったのに、『こういう所が美味しくない』とか『好みじゃない』とか言われるとちょっと……。大目に見て、黙って食べてくれたらいいのにな」

「『夕飯はいらないよ』って言ってたので食べてきたんだろうなって思って休んでいれば、ふと見るとカップラーメンを食べていたり。『食べてきたんじゃないの!?』ってなったりとか。自分のコップなんかも使ってそのまま置いて、洗って使うのかと思えば、新たに次から次へと出して使うとか」

出てくる出てくる「妻ピリ」の原因……でも、こうしたことをあまり伝えていないのか、旦那さんは「妻ピリ」の理由が自身にあるとはあまり思っていないよう。それでは街のご主人たちの「対処法」を聞いてみましょう。

【◆高田馬場でキャッチした49歳の男性】

とにかくなんでもずーっと謝り続ける。一番波風立たないので。全部自分が悪いと思って謝る。

――諦めにも近いような?

もう諦めです。無理だというのがわかったので。

――謝ると解決しますか?

大体その場で。わたしもその場から去ってしまうので。また言ってるなぁって感じですよね。白旗あげたからこれ以上触れないでって。

【◆門前仲町でキャッチした41歳の男性】

どっか連れ出す! どこでもいいんですけど、車でどっかドライブとか。近くに海があるんで、海でドライブとか。

――ピリピリしている理由はわかります?

なんとなくですけど……違ってる場合も結構あります。当たってるのは3、4割ですかね。

――結婚は何年目?

10年くらいです。わからないこと沢山あります。1人でピリピリしている時はわからないですね。

――女って難しいなって?

思います……。

【◆秋津でキャッチした42歳の男性】

状況に応じては逃げる!

――逃げる? それで大丈夫ですか?(笑)

とりあえず時間が解決するかなって。自分が悪いかなって時は、ほとぼりが冷めるまでジッとしてる(笑)。

――火に油注ぎません?

まぁそれはありますけど、やっぱり時間が経てば……。余程の時はケーキでも買ってごめんなさい的な(笑)。

――頻度としてはどのくらいですか?

そんなに無いですけど2〜3ヵ月に1回くらいかな。だいたい子どものことでああだこうだなるんですけど。自分に非があったら黙りこくって向こうが動き始めるまで待つ(笑)。

――どうして旦那さんから折れないんでしょう?

謝れば早く解決するのは分かるんですけど、なかなか。折れなきゃいけない時は子どもを使って架け橋になってもらってますね。自分が悪くなくても謝らないとな〜とか思うけど 自分の中ではなかなかできません(笑)。

【◆阿佐ヶ谷でキャッチした25歳の男性】

とりあえず放置し、様子を見て声をかけ、スキンシップを取ります。顔に表情が出たら距離を置き、ある程度和らいだなと感じたら攻めてゆきます。距離を置くときはテレビ観たり携帯見たり。その後、私から謝ったりします。「さっきはごめんね」と。「どこが悪かったの?」と聞いたり。そこでモヤモヤ解消できたら、こっちの勝ちですね。攻略できたな!と。

【◆阿佐ヶ谷でキャッチした27歳の男性】

甘いものが好きなので、雰囲気を察し、買って帰ります。会話中やメールでも、文面でピリピリがわかるんです。もちろん、自分に非がある場合もわかります。お菓子は、チョコレートが好きではないので、和菓子のおまんじゅうや大福。まずはお土産買っていったという時点で笑顔になるので、つかみはバッチリですね。

――奥さんのピリピリにイラッとしない?

ピリピリはお互い様なので……。

――原因は聞かないのでしょうか?

聞くってことは、それを意識させるってことなので、意識せずに、それとなく治ればいいなと。それでも厳しい時は、「どうしたの?」と聞きます。

【◆雑司ヶ谷でキャッチした55歳の男性】

小遣いをあげちゃいますね!

――ピリピリしている時に小遣いは効果的ですか?

えぇ、相当効果あると思います。女性は買い物好きじゃないですか!

――理由がわからないピリピリの時あります?

あります。トバッチリもきますね。それは小遣いとは違うので皿洗いとかします。逆らいはしない。カミさん第一主義ですね!

――女性ってそもそもピリピリする生き物だって思います?

多分そうだと思います。まぁでも、そこが可愛いんじゃないですか(笑)? わりと寛大に努めてますよ。

まさかの「お小遣い」での解決にはラジオの前の奥様方もザワついたのではないでしょうか。色々と出てきた対処法。女性から見たら「なかなかいい感じ」「違う、そうじゃない……」と意見が分かれそうなところです。

番組には男性側、女性側共にたくさんのメールをいただきました。中にはホルモンバランスや生理周期などで体調に上下が起きやすい女性を気遣ったメッセージも。

「男性は、なんでイライラしているのか分かりたいんです。解決法を探りたい。だから、それが仕方ないものと分かっているのならそれはそれで受け入れられます。これはそういう時期だから、とか、そういう時は色々な手伝いを率先してやろうとか協力できると思います」

また、女性からはこんなメッセージが。

「今日のテーマ、少しハラハラしながら(今日の私がピリピリしてたから)聴いていました。奥さま側の街の声にはもちろん共感しますが、旦那様側の声も聴いて、ああうちの旦那もそれなりに気を遣ってくれてるのかなと申し訳ない気持ちにもなり、ピリピリが落ち着きました。そして私の中に、旦那なんだから気持ちを察してよ、という傲慢さがあったのかなと反省。お互い冷静に気持ちを伝える努力をしよう」

【「妻ピリ」にも「夫ピリ」にもまずはコミュニケーション】

パーソナリティの堀内貴之は「男性はなんでピリピリしているのかを理解したいし、それが自分のせいなのか体調のせいなのかを知っておきたいんですけど、女性のほうもなんでピリピリしているのか説明できない場合もありますよね。そんな時、間違っても敵になって、イライラしてるんじゃねえよみたいな方向に行っちゃダメ。奥さん側の立場に立って、ゆっくり話をしてみることが大切なんじゃないかな」とコメント。

ピリピリすることや我慢があるのはお互い様。あるアンケートによると、「幸福度の高い夫婦の傾向」には「寝る前に会話をする」「パートナーが自分とのコミュニケーションに満足していると感じている」という側面があるのだそう。お互いまずは逃げずにコミュニケーション、が大事なんですね。

<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/