キューバ・ハバナといえば、キラキラな太陽に、真っ青なカリブ海、ラテン系の陽気な人々に、カラフルな建物、そしてモヒート! 日本の反対側に位置する遠い国だけれども、一度は行ってみたいという声も多い国!

さらに、2015年7月にアメリカと国交を回復して以来、キューバにはアメリカ人が押し寄せている!との噂。アメリカ人が、またはアメリカからの観光目的での入国は、"禁止"とオフィシャルに告知されているけれど、一体どうやって!?

インターネットで検索してもあまりに情報が少ないため、ここはトラベルライターとして実際にTRYしよう! ということで、アメリカ経由で行ってきました、キューバへ! やっぱり、日本からだとアメリカから入国できれば、断然アクセスがよくなりますから。

<飛行機は?>

2017年4月時点、アメリカからキューバ・ハバナへの直行便は、アトランタ、マイアミ、ニューヨークからのみ。アメリカ系航空会社だと、デルタ、ユナイテッド、アメリカンが就航しています。キューバへの渡航に関する規定やシステムは、各々の航空会社によって多少異なりますが、今回は実際に利用したデルタの場合をレポートします。

<入国までのステップ>

まず、乗り継ぎ地のアトランタのカウンターで、チェックイン時にツーリストカード(50ドル)と、渡航者に義務付けられるキューバ向け医療保険25ドルがサーチャージとして自動加算されます。日本国内のキューバ大使館で発行されるツーリストカードは、アメリカからの入国の際は使用できないとのことなのでご注意を。また、パスポートは6カ月以上の残存期間が必要です。そして、事前に米国財務省外国資産管理室(OFAC)による証明書への署名も必要。米国法により、キューバへの渡航はOFACの許可する12のカテゴリーに制限されおり、観光目的はNG。実は、キューバを訪れるアメリカ人の多くは、ワシントンポストによると、 "people to people travel"と呼ばれるいわゆる"人材交流"のカテゴリーを選択し、入国しているとのこと。インターネットで航空券を購入時にOFACの証明書に署名をし、さらに、カウンターでも書類が渡され署名。そして、ESTAがあるかも確認されました(アメリカ入国にはESTAが必要)。

それらをしっかりひとつずつクリアし、やっと、キューバ・ハバナへ入国! イミグレーションで入国目的を聞かれることはありませんでしたが、しかし、ここは社会主義国、キューバ。イミグレーションでは、エアコンも全くないところの蒸し風呂状態で立ったまま2〜3時間待ち、キューバ国内でしかできない両替も湿気と暑さが充満する中、1時間以上待ち。とにかく時間に余裕を持った行動と、脱水症状回避のためにペットボトルの水が必要…と到着早々に実感。

けれど、そのあとはパラダイス❤

<いざ、街へ!>

タクシーは憧れのクラシックカー! そして、カリブの明るさと陽気さと、優しい人々、生のクラシック演奏ですっかり元気に! 多くの国が西洋化し、同じようなモールやエンターテイメントが乱立する中、今まで訪れた国々とは全く異なる景観が待っていてくれました。

まずは、やっぱり世界遺産のオールドタウン! 19世紀前後の黄金時代に建設された歴史ある建造物が多く残され、そこを1940-50年代のクラシックカーが走る景色は、まるでタイムスリップした錯覚に。

ハバナの中心地、カピトリオ(旧国会議事堂)の前の公園からはツアーバスが出ています。T1コースと呼ばれるのに乗れば、たった5CUC(約500円)でハバナのフォトジェニックなスポットをほぼ網羅。例えば、ホテルが多く集まる中心地からは徒歩では遠い、チェ・ゲバラの肖像画のある革命広場なども簡単にアクセスできました。

そして、ハバナといえば、ヘミングウェイが愛した土地。ヘミングウェイがよく通ったバー「Floridita」でモヒートを片手に、「武器よさらば」を読みながら、異国情緒あふれる場所で愛と平和についてふと考えてみたり、見知らぬ観光客や地元の人たちと踊ってみたり(笑)。カリブ海に沈むサンセットタイムは、多くのカップルが海辺で静かに寄り添ってその瞬間を待っていました。

教育と医療は無料、さらに最低限の食料配給はあるからか、治安もよく、夜、女性が1人で歩いていても、危ないと感じたことは一度もなし(もちろん、不用な1人歩きはおすすめはしません)。 

無駄を省き、食品ロスも少なく、シンプル・ライフを送る人々とともに過ごした短期間。すっかり、マインド・リフレッシュでき、なんだかすっきり! 西洋化される前のキューバ旅行、バケット・リストの1つとして、チェックしてみて。

注)アメリカからキューバへの渡航に関する規定は毎回変更があるため、米国財務省のホームページを随時ご確認ください。また、キューバへの渡航の際、ビザの情報などは、キューバ共和国大使館のホームページをご確認ください。