夏の甲子園出場を決めた北海高校(札幌市)の野球応援ぶりが迫力あって凄いと、ツイッター上で次々に動画などが投稿されている。

「エッサ、エッサ〜」「アゲアゲホイホイ〜」。夏の全国高校野球・南北海道大会の決勝戦が行われた2017年7月23日、北海高校の応援席では、こんな掛け声が大音量で響いた。

対戦相手との5点差をひっくり返す


夏の甲子園でも応援ぶりに期待が(写真はイメージ)

ツイッター上に投稿された動画を見ると、応援席では、男子生徒、女子生徒ごとに分かれ、男子生徒の掛け声に女子生徒が応じる形だ。

掛け声に合わせ、両手を上げながら片足ずつ上げ下げしたり、肩を組んで左右に体を傾けたり、何度も飛び上がったり、動きもバリエーションに富んでいる。

「もっと、もっと〜」「もっと、もっと、もっと、もっと」。掛け声もだんだん熱を帯びてくる。

こんな大応援が流れを変えたのか、北海高校は、対戦した東海大札幌に5点を入れられたものの、その後6点を挙げて試合をひっくり返した。これで、3年連続で夏の甲子園出場を決め、それも全国最多を更新する38回目の出場となった。

投稿動画の迫力ぶりに、ツイッター上では、驚きの声が次々に上がっている。

報徳学園の応援から掛け声が広まる

アゲアゲホイホイで流れている音楽は、サッカーの応援などでも使われているダンス曲「サンバ・デ・ジャネイロ」だ。ドイツのバンド「Belini」が1997年に発表したデビュー曲として広く知られている。

スポーツ雑誌「ナンバー」の17年4月5日付ウェブ版記事などによると、曲中にはない「アゲアゲホイホイ」コールは、甲子園強豪校の報徳学園(兵庫県)が14年ごろに始め、16年のセンバツでベスト8まで進んだ明石商が応援で使って一躍広まった。いまや全国各地で使われているコールだが、北海高校の「一体感」を受けて、さらに話題になりそうだ。