映画『軍艦島』ポスター

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今年最大の反日作品とされる韓国映画『軍艦島』が来る26日に公開される。

同作は軍艦島(端島)に強制徴用された朝鮮人たちが命をかけて脱出を試みるという物語で、ソン・ジュンギ、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブなど豪華キャストが集結。約220億ウォン(約22億円)の制作費と、42億ウォン(約4億円)のマーケティング費用がかかった超大作だ。

「全体的には残念な作品」

映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワーク集計によると、公開を2日後に控えた24日に60%以上の前売り占有率を見せている。

これは韓国映画史上最高の前売り率らしく、観客動員数1000万人突破も夢ではなさそうな雰囲気だ。

ところが、VIP試写会で一足先に映画を見た記者や評論家からの評価はそれほど高くない。韓国最大ポータルサイト「NAVER」で記者・評論家が付けている評価点は6.33点(10点満点)。「撮影と美術の部分だけ認める」「軍艦島の背景ばかり目に飛び込む」「歴史的悲劇を見せ物として展示するときの心地悪さが気になる」「部分的には圧倒的だが、全体的には残念」という評価がほとんどだ。

期待が高まる一方で懸念する人も

現在、韓国では映画に対する盲目的な期待が多い状況で、「韓国人なら必ず見るべきだよね」「期待で胸がいっぱい」「こればかりは絶対見たいな」「国民的映画になりそうな予感がする」といった声が圧倒的に多い。

評論家のコメントに対しても「専門家たちの評価が低いことを見る限り、これは間違いなく名作だ」「彼らは大衆性というのを全く無視するから、信頼できない」と皮肉る人がほとんどだが、一方、「時代錯誤的な反日映画」「また一つ、歴史歪曲映画が誕生した」「ナショナリズムや反日感情を無駄に煽る映画」「世界から同情を引くための作品にしか思えない」といった具合で同作に対する懸念を隠せない人もいる状況だ。

いずれにせよ、まだ公開前にもかかわらず賛否両論を巻き起こしている『軍艦島』。はたして評論家たちの評価を覆すほどの良作か、それとも「反日感情を無駄に煽る」だけの作品か。公開された後の反応が気になるところだ。

(参考記事:日韓関係に新たな亀裂が…今年最大の反日映画とされる『軍艦島』をめぐるバトル

(文=S-KOREA編集部)