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村瀬秀信の「スポーツワイド プロ野球デジタルニュース」



村瀬秀信の「スポーツワイド プロ野球デジタルニュース」連載一覧

冠スポンサーの撤退は

時の情勢で繰り返す



皆様、こんばんは。最近何かとデジタルに傾いているプロ野球の話題について、決して掘り下げることはせず、なんとなく触れてみるだけの時間「プロ野球デジタルニュース」が今月もやって参りました。

プロ野球も前半戦が終了いたしました。今月はオールスターゲームもありましたね。さて、オールスターの冠スポンサーと言えば、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか。1988年から2006年までは今は無きサンヨーが務めていましたね。商品の方は豪華デジタルグッズが揃い、MVPには賞金200万円+副賞で『ハイビジョン対応デジタルムービーカメラ&ホームシアターセット』(約50万円)。優秀選手賞には100万円+洗濯機の『AQUA』(約26万円)。そして、賞は逃しても出場記念として『エネループ』4個とそれなりに豪華。しかし、2006年の12月に冠スポンサーからの撤退を発表すると、3年後には社名がなくなりました。

翌年、中古車販売のガリバーが冠スポンサーになると『ガリバー賞』が新設。概要を見てみると「2試合を通じてガリバー級の活躍をした選手に、車が贈られる(中古車)」。とあります。(中古車)がざわつきます。さらに受賞したのが当時39歳の山崎武司(楽天)。世界限定100台の『ランボルギーニ アヴェンタドール(約7000万円!)』やらを所有する球界屈指のカーマニアであります。中古のステップワゴンとかが送られて、“スト供匹離棔璽淵好好董璽絃態を目の当たりにするのではないかと肝を冷やしましたが、中古車1万台の中から山粼選手が選択したのは『ポルシェ カイエン』。「運転が楽しみです!」とご満悦でした。

翌’08年からは“ワシらのシマで中古車屋に大きい顔はさせられんけぇの……”と、カープの大親分、マツダが冠スポンサーに名乗りを上げます。最優秀選手賞は賞金300万にUP。大会MVPにはマツダの 『ビアンテ』『アクセラ』『プレマシー』ら新車をプレゼント! この時代は9年間続きましたが、昨年を最後にマツダは撤退しました。

そして今年度からはマイナビであります。就職・転職・進学情報でお馴染みのマイナビ。マイナビオールスター。……なんだろう。出場選手が皆FAやメジャーに行ってしまいそうなこの字面。ちなみにマイナビ賞は賞金100万円。副賞なし。「有事のために貯金しとけ」というメッセージにも取れてしまう(『日産ノート e-POWER賞』というのはあるにはあるが)。今年のオールスター、結果が気になるところであります。

勝利の女神は連敗中の

ロッテに微笑んだのか?



続いてのニュースです。7月4日、人気ゲームアイドルマスターシリーズとパ・リーグがコラボするイベントの第一弾が、東京ドームの北海道日本ハム対埼玉西武戦で行われました。アイマスの人気キャラクターの声を担当する佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)、杜野まこ(姫川友紀役)、松嵜麗(諸星きらり役)、五十嵐裕美(双葉杏役)さんらが、各球団を担当してグラウンドに登場。試合前にスタメン発表などの場内アナウンスをしたほか、始球式の一球勝負も行われました。ちなみにこのイベントはキャラクターを変え、8月、9月にも行われるそうです。アイマスは知らなくとも、若い娘はいるだけでグラウンドが華やかになっていいですね。

というわけで、そろそろ参りましょう。「今月のアナグラン!」。

今月はアイマスデーと同じ7月4日に、幕張で行われたアパホテルスペシャルデーです。東京では若い娘がきゃぴきゃぴと跳ね回っていましたが、幕張ではアパホテルの元谷芙美子社長が、アントキの猪木さんや元選手で現アパグループで働く川本良平さんたちと一緒にじゃんけん大会などで楽しみました。マリンから一番近いホテルでもあるアパホテルとマリーンズは実は縁深く、しかもアパホテルスペシャルデーは過去4年で全勝という実績を誇っています。開幕から絶不調、今を苦しむロッテには花よりも実。愛嬌よりも呪術。パラデスよりアパです。というわけで、今年もアパ社長が始球式を行いました。

が、試合結果は1対5。6回降雨コールドのおまけつきで負けてしまいました。マリーンズはアパ社長カレーとアパ社長水で元気になってほしいものです。

それではまた来月。PBDNで。サヨウナラ。

文/村瀬秀信

※『デジモノステーション』2017年9月号より抜粋

むらせひでのぶ/ライター、コラムニスト、プロ野球観客。セイバーメトリクスとかを武器にできたからいいなぁと憧れる40歳。数学2、血圧140。著書に「4522敗の記憶」(双葉社)、「プロ野球 最期の言葉」(イーストプレス)、「気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」(交通新聞社)など著作多数。