23日、環球時報は、中国の国力が急速に高まる中で欧米による中国への侮辱行為が頻発する背景を論じた、胡錫進・同紙編集長のコラムを掲載した。写真は南京のマンション。

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2017年7月23日、環球時報は、中国の国力が急速に高まる中で欧米による中国への侮辱行為が頻発する背景を論じた、胡錫進(ホー・シージン)同氏編集長のコラムを掲載した。

コラムでは、英サッカー・プレミアリーグ、チェルシーのブラジル人MFケネディが、22日に北京で行われたアーセナルとの試合前にSNS上で中国を侮辱するような動画をアップ、中国ネットユーザーの怒りを買い、クラブとケネディ本人が謝罪をする騒動が起きたと紹介。また、米国留学中の中国人学生が今月「ニューヨークのマクドナルドで米国人の年配女性に相席を断られたうえ、差別的な発言をされた」とSNS上に書き込んだことを伝えた。

その上で「二つの出来事について多くの人が、西洋人の歪んだ優越感の表れと認識している。確かにこの歪んだ優越感による差別はしばしば発生するのだが、西洋の世論は当事者を支持こそしないが無視するだけで、重いペナルティを与えようとしないのだ」とした。

コラムによれば、しばしば発生する中国への侮辱事件は、西洋の優越感にほころびが出ていることの表れだという。「未来は中国のもの」という予測に多くの西洋人が圧迫感を覚え、それが侮辱事件につながるとのことだ。

「マクドナルドの年配女性は、中国人の暮らしぶりの良さを目の当たりにした。彼女の不平は米国の末端社会の落ちぶれを表している。チェルシーの件も、西洋の市場ではもう養いきれず、中国市場を目当てにしなければならないという複雑な心情によるもの」と論じている。

そして「この状況は少なくとも数十年は続くだろう。現状、強気と弱気が入り交じる中国人の心をもっと強くするには精神面の鍛錬だけでは不十分。まず、物的なバックボーンを構築することが必要なのだ」とした。(翻訳・編集/川尻)