C−HRは2017年上半期(1〜6月)SUV新車販売台数1位。ダイヤモンドをモチーフに絞り込んだ外観が特徴

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コンパクトSUV市場で男たちの熱〜い視線を浴びているのが、トヨタのC−HRとアウディQ2。『週刊プレイボーイ32号』(7月24日発売)では、この2台を公道ガチンコ徹底比較している。

日本&世界カー・オブ・ザ・イヤー選考委員のオザワ博士と、クルマの知識は皆無のカモイ助手が、トヨタC−HRが売れに売れている理由を解説!

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助手 最近、トヨタのC−HRをやたらと街中で見かけるんですけど。

博士 今、C−HRは売れに売れまくっている。去年12月に発売されたモデルだけど、事前受注は2万9千台を突破!

今年1月の新車販売ランキングこそ4位だったけど、着実に順位を上げて、4月はトヨタのプリウス、日産のノートなど、最強エコカーを蹴散らして1位に立った。しかも、SUVが新車販売でトップになったのはC−HRが史上初だからね!

助手 まさに大躍進?

博士 うん。1月から6月までの普通車の新車販売台数でも、プリウス、ノートに続いて、7万9303台を売ってC−HRは3位と大健闘! このペースで売れたら、最終的に絶対王者であるプリウスを抜くかもしれないよ!

助手 それにしても、なぜ個性の塊みたいなC−HRが売れたんでしょうか。

博士 このデザインが今の日本人にハマっている部分もあるけど、売れているキモはエコカーだからだよ。実はCHRのパワートレインは現行4代目プリウスとまったく同じ1.8リットルのハイブリッドが選べ、骨格も豊田章男社長が走りにこだわったTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)というプラットフォームでプリウスとまんま一緒。

簡単に言うと、「SUV版プリウス」がCHRの正体。実際、C−HRが1万3168台を売って新車販売台数トップに立った4月は、プリウスが前年比47・8%減の9920台と撃沈。

助手 プリウスを食った?

博士 というよりも、プリウスの独特すぎる顔を見て購入を躊躇(ちゅうちょ)する客に、営業担当がC−HRを指さして、「コレ、中身はプリウスと一緒ですよ」とささやく。その言葉に客の心が揺れ動かされるって話は何度も耳にしている。

助手 今のプリウスの見た目って微妙ですもんね。豊田章男社長自身も「プリウスはカッコ悪い」と言ってますし。

博士 うん。要はC−HRの奇天烈デザインがプリウスと並べるとカッコよく見える。

助手 燃費はどっちが?

博士 モード燃費はさすがに背が低いプリウスのほうが断然有利で37・2km/リットル。一方のC−HRは30・2km/リットルだからね。ただ、実燃費はそこまでの違いはなくて、プリウスは24〜25km/リットルで、C−HRは今回の取材で22km/リットルを超えてたね。ま、高速道路中心の燃費だけど。

助手 気になる走りは?

博士 ハイブリッドの加速はシステム出力122馬力とごく普通だし、相変わらずトヨタのハイブリッドらしくヌメッとしていて眠くなる。また、1.2リットルダウンサイジングターボのほうも116馬力とパワーは薄め。

★『週刊プレイボーイ』32号「最強コンパクトSUVはどっちだぁ!!!」では、C−HRに並び注目を集めるアウディ史上最小のSUV「アウディQ2」の実力を検証! さらにコンパクトSUVブームの背景、選び方のポイントも解説!

(取材・文/小沢コージ 撮影/本田雄士)