マーリンズのディー・ゴードン【写真:Getty Images】

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レッズ好きでハミルトンファンのレオくんが、敵チームのゴードンにキックをお見舞い

 野球ファンにとってボールパークは特別な場所である。観戦に訪れた時には、応援するチームに普段以上に勝ってもらいたいもの。そんな中、5歳の少年が球団のために見せた“特別な行動”が話題になっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が報じ、微笑ましい光景を紹介している。

 舞台は23日(日本時間24日)のMLBマイアミ・マーリンズ対シンシナティ・レッズが行われたグレート・アメリカン・ボールパーク、レッズファンである5歳のレオ・シュナイダーくんは試合前にグラウンドに立つ機会に恵まれた。

 レッズの帽子をかぶり、審判とともにマーリンズの1番打者ディー・ゴードンに接近するレオくん。すると次の瞬間、ネクストバッターズ付近で屈んでいたゴードンの右すねにコツンとキックを見舞った。思わぬ一撃に2014、15年の盗塁王はすねを押さえて痛がったが、「Cut4」によると、全ては「予定通り」の出来事だったようだ。

 「CUT4」は、レオくんの母親エイミーさんがMLB公式サイトの電話取材に対し、レオくんを呼び寄せたのはゴードン自身で、同行した審判に促されるままにキックした真相を明かしたと紹介している。レオくんは決して自ら人を蹴るような子供ではなく、普段はレッズの俊足外野手ビリー・ハミルトンを応援するごく普通のファンだという。

微笑ましい光景にファンも反応「両親は良い子を育てたね」

 CUT4は公式ツイッターで「このレッズファンは、本拠地開催のアドバンテージを全く新しい次元にまで持ち上げた」とこの模様を動画付きで速報。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」電子版も「若きレッズファンがディー・ゴードンを”キック”」と大きく伝えた。

 ファンからも「キュート!!」「両親は良い子を育てたね」「ハハハハハ」などと反応が寄せられた。

 また、記事でも「拍手、声援以外に、ファンがゲームに影響を与えるチャンスはほとんどない。でも、このレッズファンの少年にとってはそうではなかった。レオ・シュナイダーはディー・ゴードンに会い、インパクトを与えるチャンスを掴んだ」と一連の出来事がいかに“特別”であったかを報じている。

 ゴードンは初回に安打で出塁すると、すかさず二盗を決め、今季35盗塁目をマーク。すね蹴りの影響を感じさせなかったが、試合は6-3でレッズが勝利を収めており、レオくんにとっては忘れられない夏の思い出になっただろう。