牛小屋ではなく「家」で過ごす子牛(画像は『The Star Online 2017年7月20日公開 YouTube「Cambodian woman marries calf」』のサムネイル)

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カンボジアのクラチエ州に、子牛を亡き夫の生まれ変わりと信じて暮らす女性がいる。ニュースを知り女性の家を訪れる人はあとを絶たず、今やカンボジアではこの牛はちょっとしたセレブ扱いをされているようだ。『Reuters』や『Oddity Central』などが伝えている。

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キム・ハンさん(74歳)は、1年ほど前に夫トール・クハットさんを亡くした。夫の面影を日々偲びながら生活していたが、3月に生まれた1頭の子牛に出会った時「この牛は夫の生まれ変わり」と確信する出来事があったという。

「牛に会いに行った時、夫の魂が降りてきて『私はお前の夫だよ』と言ったんです。そして私の髪や首を舐めてキスをした時、この牛は夫の生まれ変わりだと思いました」とキムさんは話す。現在5か月になる子牛は、それ以降キムさん家族と一日のほとんどを過ごしており、牛小屋ではなく木造の家の中でキムさん一家と暮らしている。

キムさんは、牛に家の中で餌を与え体を洗い、夫が使用していた枕と寝具を使わせている。「夫の部屋の窓から外を覗いたりちょっとした仕草をする時が、まるで夫が生きていた時と瓜二つなんです」と明かすキムさんだが、彼女の7人の子供や村の人々もこの牛がトールさんの生まれ変わりと信じているようだ。

牛を亡き夫と信じて暮らすキムさんのニュースはSNSを通して国内に拡散し、これまで100人ほどの訪問者があったそうだ。その一人であるタック・ヴィンさん(32歳)は「Facebookで動画を見て、牛が家にあがって暮らしているなんて普通じゃないと思い驚きました。この目で是非見てみたいと思い訪ねたのです」と話している。

また『Reuters』の取材に対して、キムさんは真剣な顔でこのように語っている。

「この牛はどこにも売りません。私が一生をかけて大切にしていきます。万が一私に何かあったら、子供たちに面倒を見るように伝えてあります。もし牛が亡くなったら、人間のように土葬か火葬をしなければいけません。」

ちなみにカンボジアは95%が仏教徒であり、多くの人が輪廻転生を信じているという。

画像は『The Star Online 2017年7月20日公開 YouTube「Cambodian woman marries calf」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)