DECOの対戦スポーツゲーム『フライングパワーディスク』8月末発売。オンライン対戦、ランキングにも対応
フランスのレトロゲーム移植専門会社DotEmuは、8月29日にPS4およびPlaystation Vita対応ゲーム『Windjammers』を発売すると発表しました。日本名を『フライングパワーディスク』と称するこのゲームは、DECOことデータイーストが1994年、SNKのNEOGEO/MVS向けに発売した作品。DotEmuの公式Twitterは日本でも8月29日に発売すると告知しています。

本作は、今はなき国内ゲームメーカーのデータイースト、通称DECOが製作した対戦スポーツゲーム。「ヘンなゲームならまかせとけ!」のキャッチコピー(考案者は『俺の屍を越えてゆけ』の桝田省治氏)に集約される独特なセンスで彩られるDECOゲーの中では、クセがない遊びやすさ、対戦の熱さで今でも記憶に残る名作のひとつです。


基本ルールは、コートの中でフライングディスクと呼ばれる円盤を投げ合い、互いの背後にあるゴールにディスクを投げ込めば勝ち。

わかりやすくいえばビデオゲームの元祖『ポン』を派手にアップデートしたようなゲーム性で、壁に当たると円盤がエアホッケーのように跳ね返り、それをレシーブして高く舞い上げれば選手ごとに異なる必殺シュートが撃てるといったフィーチャーがプレイを盛り上げます。

日本ではそれほどメジャーな作品ではないものの、海外では息長く支持するファンのコミュニティも未だ存在します。アメリカ最大級の格闘ゲーム大会「EVO2017」のプレイヤーズチョイス対象タイトルにも、「Windjammers」の名前は挙がっていました。


 
本作の発売は昨年末に北米で開催されたPlaystation Experience 2016で発表されていましたが、正式な発売日のアナウンスはこれが初めて。単なるベタ移植ではなく、現代の対戦ゲームらしくオンラインランキングとマッチメイキングシステムも追加。GGPO(オンライン対戦でのラグを解消するためのソフト)をネットコードに使用しつつ、コミュニティへの協力も求めて調整したとのことです。

『フライングパワーディスク』は、かつて2010年にもWiiのバーチャルコンソールタイトルとしてリリースされたことがあります。しかしこちらは2013年に配信が終了。レトロゲームの移植はゲームハードの終焉と運命を共にしやすい事情もあり、今回のようにハードをまたいで復活するのはまれな例といえます。


 
移植を手がけるDotEmuは、『R-TYPE』など数々の名作を復活させながらも音楽のぶつ切れや設定項目の不完全移植などツメの甘さもあり、その評判は微妙ななところもありました。しかし今回は本国フランスでも人気のタイトル、しかもDotEmu社内でトーナメントを開催するほどの原作愛が垣間見えることから、その完成度にも期待していいかもしれません。