7月20日(現地時間)にカリフォルニア州の自宅で亡くなっているのが発見されたリンキン・パークのフロントマン、チェスター・ベニントン。ロサンゼルスの検死局が7月21日(現地時間)に捜査結果を発表し、首を吊ったことによる自殺だと正式に認めた。報告によると、チェスターは7月20日の朝、雇い人のひとりによって亡くなっているところを発見されたという。当時、自宅にいたのはチェスターだけで、現場に薬物などはなく、中身が半分残った酒のボトルだけが残されていたとのこと。また遺書は見つかっていない。

2005年に1番目の妻サマンサと離婚した後、アルコール依存症や鬱状態に苦しんだことを告白していたチェスター。2009年には「僕は自分のライフワークが自分の手を離れていってしまったように感じていた。家から出られない、何もできない、そんな状態になるまで酒を飲んでいた。自殺したかった」と語っていた。また2017年5月、サウンドガーデンのクリス・コーネルが亡くなったことが彼にとって大きなショックだったという関係者も。「2人はとても親しかった。クリスが亡くなってからのチェスターは変わってしまった」という証言も出ている。奇しくも、7月20日はクリスの誕生日だった。

2017年5月 クリス・コーネルの葬儀でチェスターはレナード・コーエンの「ハレルヤ」を捧げた

この悲報にジャンルを超えて多くのアーティストたちが死を惜しみ、彼の偉大さを称えるメッセージをSNSに投稿している。

 

ジャスティン・ティンバーレイクは「彼は本当に唯一無二で、謙虚なボーカルだった」と哀悼ツイート。

 

Literally the most impressive talent I've ever seen live! Vocal beast!  #RIPChester #LinkinPark

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リアーナは「私がライブを見た中で文字通り、最高に素晴らしい才能の持ち主だった」と讃えた。

 

また俳優でミュージシャンとしても活躍しているジャレッド・レトも、インスタグラムに「チェスターのことを考えるとき、僕が思い出すのは彼の笑顔だ。彼の笑い声、知性、優しさ、そして才能。そしてあの絶対に忘れられない声-繊細でありつつ同時に激しく、常に感情に満ちていた。彼の人生を目撃することで、僕はたくさんのことを学んだ。特に何かに打ち込むこと、優しさ、勤勉さ、そして夢を追い、つかむこと。そして何よりも愛。家族とバンドが彼にとってインスピレーションと誇りの源だったことを僕は知っている。彼が自分の周囲の人と自分の人生の両方に深く感謝していたことが僕にはよくわかる。彼の家族、友人、そしてバンドとファンのみんなにお悔やみの気持ちを捧げたい。こんな絶対的なレジェンドを失うなんて悲劇だ。あなたがいなくなったことを僕たちは悲しく思うだろう」とメッセージを捧げている。

 

2011年、東北地方太平洋沖地震が発生したときには日本に励ましのメッセージを送り、支援活動に取り組んでいたチェスター。安らかな眠りを祈りたい。

Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka