ツール・ド・フランス、第21ステージ(モンジュロンからパリ、103キロメートル)を終え、息子のケラン君と総合優勝を喜ぶチーム・スカイのクリス・フルーム(2017年7月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ツール・ド・フランス(2017 Tour de France)は23日、最終第21ステージ(モンジュロンからパリ、103キロメートル)が行われ、チームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が4回目の総合優勝を果たした。

 フルームの総合優勝は、2013年、2015年、2016年に続き4回目。これは5回の優勝を果たしているエディ・メルクス(Eddy Merckx)氏、ジャック・アンクティル(Jacques Anquetil)氏、ベルナール・イノー(Bernard Hinault)氏、ミゲル・インデュライン(Miguel Indurain)氏に続く5位の記録となる。

 英テレビ局ITVのインタビューに答えたフルームは、大選手の仲間入りをしたことを誇りに思うと話し、「ツール史に名前を残す選手たちと同じ文脈で語られるのは、とても光栄だ」とコメント。来年の目標として、彼らに肩を並べることを挙げ、「そうした記録を目指せるところまで来たというだけで、ものすごい特権だ」と話した。

「これまで4回ツールを勝ってきたけれど、それぞれがものすごく特別で、一回一回異なる、まったく別の戦いを経てこの瞬間にたどり着いた。どれもその大会にしかない道のりだった。だから今年のことも、これまでで一番僅差の、総合のライバルたちとの一番厳しい戦いとして、一生忘れないと思う」

 3週間で21ステージ、延べ3500キロメートル以上に及ぶ戦いを経て、フルームは、普段の白地に青ではなく、黄色のラインの入った特別仕様のジャージーをまとったチームメートとともに、満面の笑みでシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りのフィニッシュラインを越えた。

 フルームにとって、今大会は、4回の優勝の中で一番の接戦だった。2位のキャノンデール・ドラパック(Cannondale Drapac Pro Cycling Team)のリゴベルト・ウラン(Rigoberto Uran、コロンビア)との差は54秒で、2位との差が1分に満たなかったのはこれが初めてだった。前回準優勝のアージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)が2分20秒差の3位を守った。

 ステージは、チーム・ロットNL・ユンボ(Team LottoNL-Jumbo)の24歳、ディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen、オランダ)が大集団からいち早く飛び出すと、そのまま過去2年のシャンゼリゼの王者であるロット・ソウダル(Lotto Soudal)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel、ドイツ)、ディメンションデータ(Dimension Data)のエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(Edvald Boasson Hagen、ノルウェー)の猛追をしのいで勝利した。

 マイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)をまとったフルームの横では、最強スプリンターの称号であるポイント賞のマイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)をチームサンウェブ(Team Sunweb)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)が、山岳王者の証しのマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(水玉ジャージー)をサンウェブのワレン・バルギル(Warren Barguil、フランス)が獲得した。

 新人賞であるマイヨ・ブラン(ホワイトジャージー)はオリカ・スコット(Orica-Scott)のサイモン・イェーツ(Simon Yates)が獲得し、前年のアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)に続き、双子の兄弟が連続で同賞を手に入れた形となった。

 フルームのスカイは、デュッセルドルフ(Dusseldorf)での開幕ステージで手に入れたイエローヘルメットを3週間守り抜き、最優秀チームとして大会を終えた。マイヨ・ジョーヌを過去6大会で5回獲得しているスカイだが、チーム総合賞を獲得するのはこれが初めてとなる。
【翻訳編集】AFPBB News