卵の正しい保存方法を解説(写真/アフロ)

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 連日続く猛暑。生物など食べる際に注意を払っている人も少なくないかもしれないが、日頃何の気無しに口にしているものにも危険がある。その一つが卵だ。

 気温が上がると、卵に付着しているサルモネラ菌が増殖する。加熱を充分に行わないと、食中毒を引きおこす危険がある。

 食品安全教育研究所の代表・河岸宏和さんは、「夏場は卵を購入するお店を選ぶことがいちばん大事」と指摘する。

「卵のパックには、生で食べられる期間が記載されていることが多いかと思いますが、本当の賞味期限を考えるうえで判断基準となるのは、“産卵日から何日経っているか”です。同じ農場が出荷した卵でも、スーパーによっては産卵日が記載されていない。卵はパックされる日で賞味期限が決まるので、たとえば、ある養鶏場で月曜日に産まれた卵と木曜日に産まれた卵が、同じ賞味期限で販売されていることがあり、賞味期限だけでは、その卵が新しいか古いか判別できないのです」

 イトーヨーカドーなど一部のスーパーでは、産卵日が表記されている。買うときは産卵日を確かめてからにしたい。また、常温で売られている卵も、注意が必要だ。

「極力、冷蔵の棚に並んでいる卵を選んでください。卵は産卵日から57日間生食できるといわれていますが、それは10℃で保管したときの話。25℃だと21日、36℃だとたった1日でサルモネラ菌が増殖します。買った卵を、車に数時間ほど放置しておいたら、その時点でアウトです」(河岸さん)

 サルモネラ菌は熱に弱いので、75℃で1分加熱すれば死滅するが、半熟のオムレツなどは加熱が足りず、菌が生きていることもある。ちまたではやっている、フレンチトーストを作るために、溶いた生卵に食パンを長時間つけこむ行為も、この時期は避けた方がいい。

※女性セブン2017年8月3日号