リポーターの仕事といえば、一緒にロケへ行くゲストにいかに楽しく喋ってもらうかがキモとなるが、そうなるかは相手次第のところもある。20日にAbemaTV(アベマTV)で放送された『芸能義塾大学』(毎週木曜20時〜21時)では、「これさえ覚えればリポーターの仕事は怖くない 合格点レベルの撮れ高を掴む コミュニケーションテクニック」と題し、『王様のブランチ!』(TBS系)でリポーターを務める鈴木あきえが登場。鈴木はリポーター歴11年、アテンドしたゲストは500組以上だという。生徒役は岡井千聖、岡田結美、小倉優香、内藤理沙、Niki、山田菜々の6人。

 鈴木はロケ本番も大事だが、ロケの前こそ大事だと語る。共演者といかに距離を縮めるかがロケの成否を握っているといっても過言ではないのだ。番組では、鈴木が困ったパターンのゲストが紹介された。

難易度★「テンションの低い人」

 テンションの低いゲストは特にアーティスト系の人に多い。彼らは独特の世界観があり、特にクールな状態を見せる必要もあるため。だが、とあることをやったら良い感じのロケになったのだという。それはゲストと自分の共通点を徹底的に予習し、それを元にした質問を投げかけること。

「ブランチでは、ゲストに関することがミニ辞書的に与えられる。この準備で9割変わります。あるアーティストと私の共通点が一つありました。出生地が近所だったんです。となれば、何か共通の人物とか公園とかあった。しかも高校が隣の高校でして、年齢も同じ年の人と一歳上の人。『えっ? 〇〇君知ってるの?』のように、共通の知り合いの話題にもなりました。一気に地元の仲間になった瞬間、そこから話が始まり、ロケはノー問題でしたね。事前の予習ってのは、相手からしても『こんなに勉強してくれてるんだ』となって嬉しいものです」(鈴木)

難易度★★「口数の少ない人」

 「口数の少ない人」には、相手の発言をオウム返しするのが良いそうだ。好きな色は? と聞いて「赤」と答えられた時に、「なんでですか?」や「その心は?」と聞くと面倒くさいことになる。「赤っ!」と驚いた感じでオウム返しにすると話してくれることになるそうだ。そうやって驚かれると、何か続けて話さなくてはいけないと思うのだろう。

 さらには「あえて無礼なツッコミ作戦」も時に使う。「赤です」で会話が終わったところで「赤というわりには、今日は真っ青ですね」などと言う。揚げ足を取るというか、梯子をはずすことにより、相手が喋ってくれるかもしれない。だが、その場が凍り付いてしまうこともあるわけで、その場合は必ずフォローワードを用意しておくこと。その際は、「ロケでこんな静寂訪れますか?」などと言うと、場が持つばかりか、かろうじて編集の際にも使われたりするのだ。あとは「後でパンに殴られてきますね」などと自虐的に言うのもアリだという。

難易度★★★「機嫌が悪い人」

 こういった人にはとにかく褒め殺すしかない。とある女優と一緒のロケをしたのだが、以前別番組では非常に感じが良く、食事にも連れて行ってくれたという。だが、後日のブランチのロケでは最初から機嫌が悪い。酒の試飲をし始めたらますます怒り始めた。

 鈴木がホメたのは、その女優の見た目に加え、「あの時の番組、すごかったですね」など、その女優が出演した番組など。すると、だんだん機嫌が良くなり、ロケは無事終了したという。

 番組後半では生徒役が「期限の悪い鈴木」を相手にロケのアテンドをするという模擬練習を行ったが、岡田結実が見事な対応をした。鈴木が不愛想な対応をする中、なんとか「私生活では本を読む」「最近読んだ本」を聞き出し、岡田もその本を読んだ、と回答。そこから会話のキャッチボールが生まれたのだ。

 鈴木は「結実ちゃんが『本を読んだ』とか言ったところで、共通点が生まれましたね」と岡田の「聞き出す力」をホメていた。

(c)AbemaTV