Image: Kathy Hutchins / Shutterstock.com


東京⇔大阪も1時間以内で移動したい。

テスラ、高速トンネル、SpaceX、色々なプロジェクトで連日ワクワクなニュースをお届けてしてくれるイーロン・マスク氏ですが、先日ツイッター上でカジュアルに「ニューヨークとワシントンDCを29分で結ぶハイパーループの政府許可を口頭でもらった」とツイートし話題になっております。




NYーフィラデルフィアーボルティモアーワシントンDCを結ぶ地下ハイパーループを建設する政府の承認を、ボーリング・カンパニー(マスク氏のトンネル事業企業)が口頭で受け取った。NYとワシントンDCが29分。


ワシントンDCとニューヨークの距離は地図上の直線距離で320キロほど、飛行機だと1時間15分ほどかかります。それが29分で行けるようになったら...!!と東海岸の住民たちが大興奮しているわけです。ちなみに京都と東京の距離が360キロほど、名古屋と東京だと260キロほどですので30分たらずでニューヨークとワシントンDCが移動できるというのが驚異的なのが分かります。と同時に「ハイパーループじゃなくて先に既存の公共交通機関を改善するのに税金使って」というもっともな声もたくさんツイートされています。

マスク氏によると、フィラデルフィアとボルティモアも停車駅として計画しているよう。地上へとつながるエレベーターはそれぞれの都市に12台を予定しているとのことです。彼のハイパーループとボーリング・カンパニーの取り組みはこれまで主にカリフォルニア州に留まっていたため、このツイートはまさに青天の霹靂です。

しかしまた「口頭の承認」という言い方、そして「政府」が一体どの機関を指しているのかも曖昧です。マスク氏のツイートの直後には市当局の広報担当が「市当局にとってもこれはニュースです(これは聞いていません)」というツイートをしています。

これ以前にLA市長エリック・ガルセッティとシカゴ市長とも地下トンネルについて話し合いをしたということを言及しています。しかし今回のツイートにあるような大規模プロジェクトは複数の政府機関や知事・市長の承認が必要なのは明らかです。


最初のツイートの直後には「公式な承認を得るためにはまだたくさんの仕事があるが、それも素早く行なえると楽観的に考えている」とのツイートもしています。今回のツイートに寄せられた「テキサスにもハイパーループが建てられますか? ダラスーヒューストンーサンアントニオーオースティン間(夢は見てもいいよね)」といった質問に対しても楽観的な構想を持っているようです。ちなみにテキサスはアメリカで2番目に大きな州で面積は日本の全面積(約37万8000平方キロメートル)を遥かにこえる、約70万平方キロメートルの土地を持っています。そりゃーハイパーループも欲しくなるってもんです。

そうだね。最初のトンネルはLA都市圏の渋滞を軽減するために作られ、NY-DC間を並行して開始する。そしたらLAーサンフランシスコ間と、テキサスのハイパーループとなるかな。

米Gizmodoの問い合わせに対して、ボーリング・カンパニーは次のような回答を送ってきました。

ボーリング・カンパニーは市レベル、州レベル、そして連邦レベルの政府機関職員たちと肯定的な話し合いを数多く持ってきました。いくつかの例外を除けば、彼らからのフィードバックはとてもポジティブなものでトンネル計画に関して重要な政府の意思決定者からの口頭での支援を頂いています。その計画にはニューヨークからワシントンDCまでのハイパーループも含まれます。今回のルートに関わる市や州との今後の話し合いを楽しみにしており、今年後半には着工するために必要な公式な承認を確保することを予定しています。

強気ですねー。しかしマスク氏は有言実行でも知られていますから、わざと公式な承認をもらう前にツイッターで公表することで事業のスピードアップを狙っているのかもしれません。


Image: Kathy Hutchins / Shutterstock.com
Source: Twitter

Jennings Brown - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)