シリア北西部イドリブ県の反体制派支配地域で、損壊した建物の中に集まったシリア人ら(2017年7月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】シリア北西部イドリブ(Idlib)県の県都イドリブ市が23日、イスラム過激派組織「ハヤート・タハリール・シャーム(HTS)」の支配下に入った。HTSと激しい戦闘を繰り広げていた敵対する反体制派組織が撤退した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 イドリブでは自動車爆弾の爆発もあり、イスラム過激派9人を含む11人が死亡したという。イドリブ県は政府の支配が及んでいない数少ない地域の一つ。

 HTSは、イスラム過激派組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」が国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」と関係を絶った後に改称した「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham)」が支配する組織。トルコや一部湾岸諸国の支援を受けるライバルの反体制派武装組織「アフラール・シャーム(Ahrar al-Sham)」とイドリブ県で1週間にわたって激しく衝突し、監視団によると民間人15人を含む少なくとも92人が死亡していた。

 その後、両組織は21日に停戦で合意した。

 専門家らは、テロ組織に国際的に指定されているHTSをイドリブ県から排除する計画に懸念が出ているため、過去2か月にわたって緊張に拍車がかかっていると指摘している。
【翻訳編集】AFPBB News